ラベル

ファンダメンタルズ投資 (180) 米国株 (160) バリュー投資 (153) 財務諸表を読もう (121) 不労所得を得る (110) 成長株投資 (110) 資本家 (109) 個別銘柄分析 (107) 配当を得る (100) 中国株 (96) 高配当投資 (84) 労働者 (80) 経営 (79) 会計 (77) インドネシア株 (70) バブル・暴落 (68) 書籍 (67) マレーシア株 (55) アルゼンチン株式 (53) 節約術 (40) テクニカル投資 (35) ロシア株 (34) 街角経済 (34) 組入銘柄 (32) 家計簿 (29) ローン返済 (23) 名古屋 (15) グランパス (14) MELI (10) PNRA (10) NISA (9) NTES (9) アメーバ経営 (8) 寄付 (8) MO (7) PG (7) ABT (6) DIS (6) JNJ (5) LLY (5) MMM (5) SPY (5) WMT (5) 定点観測 (5) 稲盛和夫 (5) 2202.HK(万科企業) (4) AEO (4) 1066.HK(山東威高集団医用高分子製品) (3) 2328.HK(中国人民財産保険) (3) 6888.KL(AXIATA) (3) GSK (3) ISRG (3) SHAK (3) UNH (3) UNVR.JK (3) 0388.HK(香港交易所) (2) 0857.HK(中国石油天然気) (2) 0867.HK(康哲薬業) (2) 0991.HK(大唐国際発電) (2) 2628.HK(中国人寿保険) (2) 2883.HK(中海油田服務) (2) 900923.SS(上海百聯集団) (2) BBRI.JK (2) INDF.JK (2) KLBF.JK (2) MCO (2) V (2) VOO (2) 積立投資 (2) 0525.HK(広深鉄路) (1) 0576.HK(浙江高速道路) (1) 0837.HK(譚木匠) (1) 0956.HK(新天緑色能源) (1) 1398.HK(中国工商銀行) (1) 2039.HK(中国国際コンテナ) (1) 8664.KL(SP SETIA) (1) AXP (1) BRK-B (1) MA (1) MANU (1) TLKM.JK (1) TSLA (1) カルガモ親子投資法 (1) 出版 (1)

2017年12月12日火曜日

「瞑想でつかむ投資の成功法」読了 --岡本和久先生の長期投資本。投資手法というよりは、心構えや投資と人生の意味について教えてくれます。ヽ(^o^)丿

当書籍は、米国、そして日本でアナリスト、資産運用会社の取締役として活躍してきた岡本和久先生の、究極の投資法の極意本になります。
投資と瞑想という概念を人間の本質から説明しながら、リラックスした投資、最終的にはリラックスした人生を送ろうというメッセージを伝えています。

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岡本先生は、現在は広尾の事務所で、ご自身「隠居中」とおっしゃっていますが、I-Oウェルス・アドバイザーズ株式会社という会社を運営し「投資教育」のジャンルを進めています。また、長期投資仲間通信「インベストライフ®」を発刊し、毎月定期的な良質の情報発信をされています。

■章立ては?

章立ては以下の構成になっています。

1章 投資の極意は瞑想にあった
2章 イライラ投資からリラックス投資へ
3章 イライラ生活からリラックスライフへ
4章 リラックスライフのための長期投資術
5章 幸せな人生のための宇宙の法則
6章 私のマネー哲学・ビジネス哲学
7章 「超」マネー投資で至福の人生を生きる
8章 ふたたび、おカネと心の幸せな関係

第1章は、投資と瞑想の関係について、まずは概略を提示しています。投資と瞑想というなかなかくっつきそうにない概念がどのようにつながっているかを説明しています。

第2章からは、投資の本質、つまり長期的に資産形成を行い本格的な投資法の説明を展開されています。
特に第4章は長期投資のやり方が詳細に説明されています。重要な、経営者のこと、時間軸のこと、会社に対する信頼の話、など買う時の話と売るべき時の話が書かれています。この辺りは概念の話が重要なため、定性的な話が多くなっています。よって、初心者は実践するためには何度もトライアンドエラーを実施して、失敗を乗り越えて身につけていく必要があります。
投資というのは、人生と同じで経験がものを言う世界で、常に失敗をして、常に状況にアジャストしていく必要が有ることを感じさせてもらえる内容です。儲け話は簡単にはないことを踏まえて、この章を読むと少しずつ理解できるようになるでしょう。

第5章は、一気に様相を変えて、yogaの話、瞑想の話、そして宇宙的な真理の話と展開されていきます。いきなりなので戸惑う章ですが、投資サイドの話から入る一方、瞑想などの精神真理の観点からもアプローチしていて、サンドイッチで最終的にはつながっているんだという本書の構成はなかなか面白いと思います。

第6章は、岡本先生の過去、現在、未来のお話し。先生がなぜ今の「投資教育」に力を入れているかが垣間見える章になっています。

第7,8章はまとめ的な章です。リラックスした投資、それに伴うリラックスした人生、つまり豊かな人生を送るための心構えが示される章となっています。

■当書籍の利用法は?

当書籍は、章立て的にかけ離れた両面の概念からアプローチしているために、投資初心者には最初分からない部分が多いかもしれません。特に、いきなり登場する瞑想な人生の話は唐突な印象を受ける人も多いでしょう。

しかしながら、投資を数年進めている私としては、すべての面で共感できることが多いです。
特に、
  • 短期的な事象にはこだわらない
  • 投資の先には、豊かな人生を歩むためだという目的
  • 投資に挑む精神状態は常にリラックスをして、それは人生にも宇宙の真理にも通じるものであること
という主張には全く同意です。

私も気象に携わる身としては、短期の変動が多い事象には囚われず、長い目で見ましょうという考えを持っていて、それを投資に活かす取り組みをしています。
この面では、先生のリラックスをすること、そのために瞑想を取り入れることと同値のことを言っており、今後もこのような目線で投資を継続していくつもりです。

なお、気象と投資(及び日本人の心)の関係性については、実際、岩城みずほさんのサムライズ勉強会で岡本先生にお会いし興味を持っていただいたので、一回対談を持って頂きました。まもなく、岡本先生のインベストライフに載るようですのでその時はまた追ってお知らせしたいと思います。岡本先生、対談のお話をいただき、本当にありがとうございました。
岡本先生にお会いしたサムライズ勉強会の様子はこちら↓。

■最後に投資目的の観点から

投資は手段に過ぎません。そのためにも投資する目的を明確にすることが重要です。当書籍は、投資目的の方向性、つまり人生を豊かにするための道標として、大きなテーマを扱っています。最初は難しいかもしれませんが、ある程度投資を進めてから手にとって見ると良いかと思います。

この記事のまとめ:
  • 岡本和久先生の、異色の書
  • 投資と瞑想という全く違い概念を、その両面から解説しています
  • 岡本先生とは、気象と投資の観点から一度対談をさせて頂いており、この投資と瞑想という観点と同じ結論に至りました
関連記事:

2017年12月8日金曜日

積立投資 2017年11月 --今月の積立額は24,078円。過去1年で一番高い水準にあり、投資額が重み付けでかなり少なくなっています。これでVTIを買います。ヽ(^o^)丿

10月から積立投資を始めています。
手法は、過去1年のデータから正規分布の確率密度関数を想定して、その重みを付けて投資金額を自動決定するものです。
積立投資を始めた理由は、①年齢を加味して少しずつ資産の構成を安定させる方向にもっていきたいこと、②ETFの手数料が安くなってきたこと、③NISAを利用することで購入の手数料すら無料になり、購入回数が増えてもコストが上がらなくなったことからです。

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グラフを見て分かるように、S&P500のポイント、2647.58ポイントは、過去の確率分布に対して、かなり上側にあります。標準偏差が、2540.98ポイントですので、それ(標準偏差、1σ)を遥かに上回った場所にあります。


この確率で重みを付けて計算した今月の投資額は、標準投資額10万円、上限18万円、下限2万円の条件では、24,078円となりました。前月の27,026円よりさらに縮小しましたね。過去1年の値動きの中ではかなり高い水準であるということです。

この方法は、当ブログで進めている価値に対する価格の安さで投資をしていくアプローチではなく、どちらかと言うとチャートを元にしたテクニカル投資のようなものです。
手法に関する過去記事はこちら↓
積立投資向けの毎月投資額自動確定の仕組みを作ってみた --確率密度関数の上側確率の重みで金額を決めるツールです

この記事のまとめ:
  • 正規分布を仮定して、自動的に毎月の積立額を決めてくれる仕組みで、積立投資を実施中
  • 今月は、24,078円。前月よりS&P500のポイントが進み、購入額がさらに減少
  • 購入銘柄は、VTI
関連記事:

2017年12月4日月曜日

定点観測 2017年11月 --11月の各国市場の株価水準。S&P500、ジャカルタ、東京とも過去1年に比べるとかなり高い水準が顕著です。株の購入はよく考えたほうが良いかも。^^;

2017年11月末時点の米国、インドネシア、東京市場の確率分布の遷移です。

■S&P500

S&P500。過去1年の標準偏差を大きく超える値となっています。高い状況は変わりありません。後日、平均PERもみてみたいと思います。

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■ジャカルタ総合指数

ジャカルタ。指数が少し下がりました。過去1年の+1σくらいにいます。

■日経225

日経225。前月も大きく1σを越えてきていたのですが、今月はさらに上昇しました。かなりの資金が入っているようです。

世界的に株高傾向のようです。

なお、今回のグラフ及び作成手法は、ブログ記事「定点観測 2017年7月 --過去1年移動平均と標準偏差からみた株式市場の買い場」に依っています。

この記事のまとめ:
  • 前月に続き、S&P500、ジャカルタ総合指数、日経225とも大きく上昇
  • 日経225は特に大幅に上昇
  • 高い水準であると思われる。今後の動きに注意が必要
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2017年12月1日金曜日

組入銘柄 2017年11月 --VTIを買い増し。重み付け積立投資のみの買い付けとなりました。自動的に金額を決めてくれる投資は本当に気楽ですね!ヽ(^o^)丿

11月の組入銘柄です。
引き続き、「重み付け積立投資」を進めています。今回の購入は、その重み付け積立投資のVTIのみです。


■株の追加購入

VTIはヴァンガードのETF。買い付けはこの重み付け積立投資のみです。

なお、インドネシアの銀行、バンクラヤットインドネシアが1対5の株式分割をしました。

■配当の振込

配当は、
が振り込まれました。

今月もあまり動きのない月となりました。

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この記事のまとめ:
  • 重み付け積立投資は継続中
  • VTIを買い増し中
  • インドネシアの銀行、バンクラヤットインドネシアが1対5の株式分割を行い株数が増加
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2017年11月25日土曜日

マネーフォワードが便利 --多くの金融機関との連携が可能。総合的に家計の管理をしたい方は一度お試しをしてみては?

友人に紹介され、遅まきながらマネーフォワードを、ここ4ヶ月ほど利用しています。
正直言って非常に便利ですね。
セキュリティ面で気になるところもありますが、これまでなかったサービスが展開され、利用者が増えているのも納得できます。

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今回は、マネーフォワードの良さ、ちょっと驚いた点をご紹介します。
https://moneyforward.com/

■メリット

無料版でも以下の機能が利用できます。10件までの金融機関の登録、自動取得。
その情報を元にした、
  • 家計管理 → 日々の入出金履歴が分かります。もちろん登録金融機関すべてのトータルで把握できます。
  • 予算管理 → 予実管理が可能です。
  • 資産管理 → 自分のアセットの割合を把握ができます現預金とリスク資産との割合把握が可能です。
などなど。

■驚いた点

私はもともとシステム屋でもありますので、その視点で驚いたのは、金融機関とのインターフェースの豊富さ。
現在、インターネットバンキングやネット証券が増えてきて、利用者も増加しています。これらを統括して情報を集約しなければいけませんから、すべての銀行、証券会社でログインインターフェースが用意されなければいけません。また、自動でログインしないとユーザの手間がとてつもなく多くなりますから、自動取得も必要です。

このところは、APIが用意されているシステムも多いと思いますので、そういうWEBシステムでは開発も簡単だと思いますが、そうでないところは大変だと思います。


参考までに、扱っている銀行と証券会社のリストを見てみます。非常に豊富です。
また、メニューに有るように、投信やFX、ポイントサイトなどもあります。
私も利用していますが、先日ブログ記事にした「ねんきんネット」も情報取得可能です。
日本年金機構のねんきんネットが便利 --マネーフォワードと連動できて、見える化の威力が分かります。ヽ(^o^)丿

また、シングルサインオンなど基本的な機能も気が利いていて、ユーザ目線の使いやすい機能が揃っている状況です。

■セキュリティ

このような便利システムはやはりセキュリティが気になります。
今では、2段階認証+端末登録など、ハードウェアを合わせたセキュリティ確保ができていて、改善はされています。

パスワードの管理等は自己管理でしっかりしていきたいところです。

■最後に

これまで、私自身は、このような管理を独自のEXCELを作成して管理していたのですが、そのほとんどをカバーしてしまう、無料アプリ&WEBシステムとなります。
総合的に家計の管理をしたい方は一度お試しをしてみてはいかがでしょうか?

この記事のまとめ:
  • 無料で多くの金融機関との連携が可能なマネーフォワード
  • 家計や資産の総合管理、見える化としては、非常に優秀
  • セキュリティ面で気をつけるところがある
  • 総合的に家計の管理をしたい方は一度試してみてはいかがでしょうか?
関連記事:

2017年11月21日火曜日

PT Bank Rakyat Indonesia (Persero) Tbk (BBRI.JK) 銘柄紹介2 --インドネシアの銀行。1対5の株式分割が行われました。

バンクラヤットインドネシアという、インドネシアの銀行を紹介します。
当銀行はインドネシアの中でも古参の国有銀行で、中小企業向けの融資に強みがある銀行です。また、マイクロファイナンスの手法で稼ぎを上げているめずらしい銀行です。

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先日、この銀行が1対5の株式分割を実行しました。私は株主でもあるのですが、理論的には株式分割は株価に影響を与えませんが、やはりちょっと嬉しい気分です。
今回は、この銀行の業績と株価の推移を見ていきます。

■業績は?

売上は、今期少し下げる予想ですが、最終利益は少しずつ成長させています。3期前までは成長率も高かったのですが、ちょっとずつ鈍化している印象です。
こういう場合どうするか悩むわけですが、基本成長基調ならずっと見守ればいいでしょう。
その他の要素として、キャッシュフローを見る必要がありますが、利益成長の鈍化徒歩長を同じくして、営業キャッシュフローが少しずつ減っています。本業は少し不調のようです。ただ、投資は続いていますので、少しは待ったほうが良さそうです。

■株価の推移は?

長い目で見ますと右肩上がりです。今後のインドネシアの人口の増加、産業の成長などを考えますと、当面は資金需要は旺盛な国であると思われます。10年くらい持つつもりであれば、必ずや報われると思います。
私自身、この会社を4年ほど保有していますが、株価は2倍となっています。長い目線で見ていく必要がありますね。

この記事のまとめ:
  • バンクラヤットインドネシアは、インドネシアの国有銀行
  • 中将棋業向け融資やマイクロファイナンスなどの細かい融資が得意
  • 業績はやや減速
  • 私は4年保有で株価は2倍
  • 人口増加、産業成長下のインドネシアにおいて、長期的な保有が必要
関連記事:

2017年11月17日金曜日

日本年金機構のねんきんネットが便利 --マネーフォワードと連動できて、見える化の威力が分かります。ヽ(^o^)丿

日本年金機構のねんきんネットを申し込んで、やっと始めることができました。
日本国の年金はいろいろ言われていることがありますが、制度としてはかなりしっかりしたものであると思います。

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ただ、現在の日本国の財政を圧迫している要因でもあるので、将来はもう少し改革されていくこともあるかと思います。また、日本国は借金が多くて、年金制度も将来、破綻するなどとエキセントリックなことを言う人がいますが、そういう人は勝手に言わせておくのが良いでしょう。

日本年金機構のページ

■何が見られるの?

日本年金機構のねんきんネットでは、現在の年金記録を見ることができます。これまでの保険料納付総額が表示されます。毎月保険料を納めていますので、納付額は毎月増えていきます。

その他には、年金見込額計算のページがあります。一定の条件下で納めた場合の老齢基礎年金と老齢厚生年金の金額となります。将来受け取れる額の概算額が見られますので、将来、いくら位のベースがあるか把握できると思います。

また、皆さんねんきん定期便が郵送されてきていると思いますが、その電子版を見ることができます。

■その他のお役立ち

マネーフォワードには、日本年金機構のインタフェースもありますので、自動的に自分の年金額を取得することができます。

ねんきんネットの情報は毎日確認するようなものではありませんが、簡単にアクセスでき見える化されるので、将来設計のために便利ですね。

この記事のまとめ:
  • ねんきんネットでは、現在の年金記録を見ることができる
  • また、将来の年金見込額が試算でき、将来設計のために便利
  • マネーフォワードと連携あり
関連記事:

2017年11月14日火曜日

Tesla, Inc. (TSLA) 銘柄紹介 --皆さんご存知のテスラモーターズ。継続中の赤字具合、キャッシュフロー、損益分岐点(BEP)を見てみます!ヽ(^o^)丿

※画像はテスラ・モーターズのホームページからお借りしています。

本日は、皆さんご存知、米国の電気自動車、テスラ・モーターズの財務諸表からです。
なかなか黒字を出せていないテスラ・モーターズですが、赤字の推移とキャッシュの使い方、黒字に持っていくまでの道のりを見ていきます。

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■EPSの変化

ずっと最終赤字です。ここのところの赤字はかなりの大きさになっています。
また、今期は最大の赤字を更新する予定です。
しかしながら、株が買われているという不思議。伝説的な経営者、イーロン・マスクのカリスマ性、及び未来への期待で持っています。

■実際のキャッシュの変化は?

3期のキャッシュフローを見てみます。



全体的に、①本業の赤字と、②設備投資のキャッシュアウトを、③自己資本の増資、④借入で持たしているという感じです。

こんな状態でも、市場から資金調達、銀行から借入ができていますので、息の根は止められていません。

■では黒字に至るには?

損益分岐点を見てみます。
売上は、損益分岐点の半分ほどしかないので、もうちょっとの努力が必要ですね。車なので、大量生産で多く売れるようになると黒字も夢ではありません。ただ、変動費率も高い事業ですので、薄利多売が続きそうです。

車自体は大き過ぎるなどの批判もありますが、次世代の車として伸びていってほしい会社ですね。

この記事のまとめ:
  • テスラ・モーターズは米国の電気自動車会社
  • カリスマ経営者、イーロン・マスク率いる
  • 連続赤字継続中だが、資金調達によりキャッシュフローは持っているほう
  • 損益分岐点はまだまだ高いが、変動費率も高い事業
  • その効果が現れるのは不明だが、引き続き持ち株でいたい会社である
関連記事:

2017年11月12日日曜日

「植物はなぜ薬を作るのか」 読了 --植物から取れる薬についての書籍。敵に対する毒がいかに薬になるか、また植物の進化においてどのように毒を使ってきたかについて興味深い考察

当書籍は、自分では動けない植物が、過酷な環境から身を守るために薬を作り対応していく原理を解説してくれます。

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■章立ては?

第一章 植物から作る薬
第二章 薬になった植物成分
第三章 植物はなぜ薬を作るのか?
第四章 植物はどのように薬になる物質を作るのか?
第五章 植物の二次代謝と進化の仕組み
第六章 バイオテクノロジーと植物成分
第七章 人類は植物とどのように相互共存していくべきか?

■植物の生存戦略

植物は、自分で動くことができないため、逃げるという対応が難しい特徴があります。その中で、生み出された戦略が毒と使うこと。毒を持っていると食べた相手にダメージを与え、次回から食べようとする行動を回避させます。

一方、毒を持つということは、それ自体が自分を傷つけてダメージを与えることにもなります。自分で生成した毒を自分には効かないように解毒する仕組みを、植物は持っています。

この解毒の仕方を数々の植物の例を上げて解説しています。植物は、毒が受容されないように受容体に蓋をして自分自身には影響を与えないようにしており、その能力の獲得についての説明が興味深いです。

現代の抗がん剤などは、がん細胞が増殖しようとする元の仕組みを、薬で閉じてしまうやり方で効果は非常にあります。ただ、副作用として健康な細胞も増殖できなくなる部分もあり、万能な薬の開発はなかなか難しいようです。ただ、このように毒のきかせ方の仕組みが少しずつでも解明されてきていることがこの本で分かります。

■毒を薬に

今、人類は、自衛本能から獲得された毒と、それを自信には解毒する仕組みを知ることで、効果的な薬を生み出しています。当書を読むとその方法が非常に神秘的で、効率的、そして美しいことが分かります。

現代は、コンピュータの発達により、ゲノムの解析も進んでいるようですので、今後の医薬の発展も興味深いですね。

■投資先

話は変わって、投資に関しては、医薬業界はなかなかつらい状況で、新薬開発に莫大なお金がかかり、特許切れという時間との競争になっています。私も幾つかの医薬の会社を保有していますが、今後は投資先としての検討も難しくなりそうです。
私の持ち株はこちら↓。
この記事のまとめ:
  • 植物の生存戦略とその毒についての解説
  • また、毒と解毒の仕組みを理解することにより、人類の薬が生まれている
  • 今後の医薬の発程に期待したい
  • 投資先としては、新薬開発にはお金がかかり、企業の目利きは難しくなる
関連記事:

2017年11月7日火曜日

積立投資 2017年10月 --正規分布を仮定して毎月の積立額を決めてくれる仕組みを作りました。先月からこの額を元にVTIへの投資を継続中

先月から積立投資を始めています。

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積立投資を始めた理由は、①年齢を加味して少しずつ資産の構成を安定させる方向にもっていきたいこと、②ETFの手数料が安くなってきたこと、③NISAを利用することで購入の手数料すら無料になり、購入回数が増えてもコストが上がらなくなったことからです。

手法は、過去1年のデータから正規分布の確率密度関数を想定して、重みを付けて投資金額を自動決定するものです。
この方法は、当ブログで進めている価値に対する価格の安さで投資をしていくアプローチではなく、どちらかと言うとチャートを元にしたテクニカル投資のようなものです。
手法に関する過去記事はこちら↓
積立投資向けの毎月投資額自動確定の仕組みを作ってみた --確率密度関数の上側確率の重みで金額を決めるツールです

グラフを見て分かるように、現在の株価、S&P500のポイント、2575.26ポイントは、過去の確率分布に対して、かなり上皮にあります。標準偏差が、2499.18ポイントですので、それ(標準偏差、1σ)を遥かに上回った場所にあります。

この確率で重みを付けて計算した今月の投資額は、標準投資額10万円、上限18万円、下限2万円の条件では、27,026円となりました。かなり上昇したあとですので、投資額はかなり少額となっています。

この記事のまとめ:
  • 正規分布を仮定して毎月の積立額を決めてくれる仕組みを作成
  • 今月は、27,026円
  • その金額に基づいて、VTIを購入
関連記事:

2017年11月4日土曜日

定点観測 2017年10月 --10月の各国市場の株価水準。日本市場が大きく値上がりしました。世界的にも株高で市場は活況のようです。(~_~;)

2017年10月末時点の米国、インドネシア、東京市場の様子を見てみます。

■S&P500

S&P500。高い状況は変わりません。

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■ジャカルタ総合指数

ジャカルタ。こちら指数が少し下がり、過去1年の+1σのラインに近づいてきました。もう少し安くなるといいですね。

■日経225

日経225。べらぼうに上げましたね。高い状態です。

なお、今回のグラフ、及び手法は、ブログ記事「定点観測 2017年7月 --過去1年移動平均と標準偏差からみた株式市場の買い場」に依っています。

■ついでに米国市場のPER(2005/1~直近)

米国市場は平均PERが30倍を超えてきました。
ここ12,3年では一番高い水準です。ちょっと気にしておいて(警戒しておいて)もよいかと思われます。

この記事のまとめ:
  • S&P500、ジャカルタ総合指数、日経225とも過去1年の+1σより上回っています
  • 特に日経225は大幅に上昇
  • 米国市場の平均PERは30倍超え
関連記事:

2017年11月1日水曜日

組入銘柄 2017年10月 --アルトリアグループを買い増し。今月から重み付け積立投資を試行的に始めています。^_^

10月の組入銘柄です。
今月から、重み付け積立投資を試行的に始めています。重みの付け方、買い方、買った株式、買った数量は後日、このブログにてご報告しますね。
なお、先月買った、インテュイティヴ・サージカル(Intuitive Surgical, Inc. (ISRG))はすぐに株式分割があり、持ち株が3倍になりました。


■少しだけ株の追加購入

新たに購入した会社、皆さんご存知で、ここのところいろいろあった、

アルトリアグループは、ちょっと前にFDAからニコチン規制報道があり、株価が大きく下がりました。
まあこんな感じ↓
遅ればせながら、まあ買ってもいいんじゃないかという気になり、購入しました。
今、米国株(や世界中の株)は高いのであまり買わずにいたのですが、こういう急落は、まあ、買ってもそれほど損する可能性は低いと思われます。

VTIは、重み付け積立投資です。

■配当の振込

配当は、
が振り込まれました。

■今後は?

未来のことは分かりませんが、株高が背景にあって、あと戦争も考えられます。
慎重に資金を貯めて、悲観的な要素に備えるようにします。

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この記事のまとめ:
  • 重み付け積立投資を開始
  • アルトリアグループが、材料によって急落しているため買い増し
  • 不確実性が高まっていると感じているので、貯蓄を
関連記事:

2017年10月28日土曜日

街角経済30 岩城みずほさんのサムライズ勉強会第30回の記念会に参加してきた --「人生100年時代の個人の資産形成と出口戦略」

サムライズ勉強会が第30回目を迎えたということで、今回はI-O ウェルス・アドバイザーズ株式会社代表取締役社長の岡本和久さん、経済評論家の山崎元さん、金融庁総務企画局政策課金融税制調整官の今井利友さんがゲストで、トークがひろげられました。

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こんな↑雰囲気で展開されていきます。

はじめに自己紹介など

岡本さん
・15年単位で人生が変わっている
・15歳までは、平和を作る人
・1990 年金運用
・2005 投資教育
に携わってきた。

今井さん 金融庁 NISAを作られた方
・大阪国税局資料調査課 悪質事案の摘発
・その後金融庁に
・金融庁で税制改革に
・今は、積立NISA20年の非課税枠を獲得でき、流行らせていきたい

山崎元さん サムライズの広告番長
・少しずつ積み上げているサムライズ
・笑い話として、幾つか(サム)の嘘(ライズ)とも言って、金融業界には嘘も多いので注意を(笑)
・12回転職している
・損保以外は就職しているる
・お客様の立場で金融のことを考えている
 →そうすると、金融関係の友達が少なくなっている(笑)
・岩城さんも独立系FPで頑張っているので、応援していきたい!

リタイアメント後の時間が長くなった 人生100年の生き方について立て

岡本さん 人生100年とも言われるようになったが、およそ30年のステージにに分けることができる
①学びの時代 「人的資産」を形成
②働きの時代 人的資産を活用して、「金融資産」を積み上げる
③遊びの時代 金融資産を利用して「生き様」を形成 若い人に伝えていく
 かっこいい老人に
④そして、このことが若い人の①へと面々と繰り返されていく

また、定年とリタイアは意味が違う。定年は、会社などの務めが終了すること、リタイアメントは自主的に行うこと。

定年が来て、ポスト定年(定年後)に何をするかがまず大事(プリリタイアメント時代)
そして、リタイアメント後に何をするか、考えていく必要がある。

そのときには、観音経に書かれている「観世音菩薩の遊び」のように後世に伝えていく必要がある。

山崎さん
人生のピークはどう考えるべきですかね?
経済行動学では、ピークエンドの法則と言う考え方がある。人生の最後が良い方が良いのだが、幸せのピークから少しずつ幸せが減っていくのではないか。
人生のピークはどこに置くべきか?

岡本さん
人生のピークは死ぬときにくるようにする。毎年幸せを積み上げるべきですね。
お金持ちだけでなく、幸せ持ちになるように、少しずつ幸せ袋に幸せを貯めていく気持ちを持ちましょう。

■資産の取り崩し方

岩城さん
お金の話しになりますが、100年人生に基づいてお金ををどのようにもたせるかを考えてみましょう。
資産の取り崩し方はどのように皆さん、お考えですか?

山崎
老後設計の基本公式の説明。
現役時代に可処分所得を適切に積み上げるべき。
お金をどういうペースで取り崩していけばよいかについては、先日の日経の記事があった。それによると40年のデータでバックテストをしていて、4%くらいで引き出していけば無くなることはない、とのこと。
ただ、40年のうちの30年はほぼ重なっているので、検証回数が多いと言っても同じ結果が出やすい。あまり有意性はないと思う。

このように、将来必要なお金についてはいろいろな問題があるので、「老後設計の基本公式」を作ってみた。これは非常に便利な公式で、必要な貯蓄額を知ることができる。これを毎年見直すことで、ベストな最低限の資産積み上げを実現できる。

また、公的年金は70歳まで繰り下げ受給をしたほうがかなり得。40%強の増額となるので一考の価値あり。

人生の行き方については、35までに人材価値を高める。
45からはセカンドキャリアを考えるべき。山崎さんは42歳でセカンドキャリアを考え始めた。この時期は、スキルと顧客を作るべき。
その上で、60歳までに回収する。

また、人生100年の時代としては、国として長く働けるようにしてほしい。
企業の方には次のことをお願いしたい。
①社員に、いかに人件費を効率的に渡せるか
②社員のマネーリテラシーをいかに持ち上げることができるか
これらは重要な経営課題だと思う。

■税制優遇の施策、イデコ、積立NISA

岩城さん
効率的な資産積み上げには、税制優遇があります。NISAやイデコ。
人生100年の時代の商品として非常に大事です。説明をお願いします。

今井さん
税金からは死んでも逃れらないので、うまく税金と付き合っていってください。
イデコ、積立NISAの違いを説明します。

拠出、運用時、払出し時に税金がかかる。

イデコは拠出時にかからない。先送りになる。一方運用時に特別法人税がかかっていたが、平成11年から凍結している。課税なし。さらに、払出し時には退職金控除があり概ね課税されていない状態。
イデコは大盤振る舞い。税調では大きな問題となっている。いつかは見直しになるはず。

一方、積立NISAは、拠出時に税金がかかっており、運用時、払出し時にはかかっていない。
将来税金を払う人はイデコ、最初に払う人は積立NISAとなるのかなという感じ?

山崎さん
イデコは税制優遇が大きいし、開始時に金融庁がひどい(地雷のような)投資信託を除去して(笑)くれている。
また、積立NISAは教育ツールにも利用できる。将来に期待したい。

課題としては、NISAは恒久化するのかどうか。税制を考えている人(金融側ではない)から見ると難しい問題であると思う。
また、このような税金を決めている人はどんな人なのか?政治家?誰?どんなサイクルで?
今井さんに教えてほしい。

今井さん
税金の制度は、自民党の政府税調が決めている。政治で決まっている。
金融庁などの行政は、アドバイス、提案をしている。
最終的には税制大綱で決まるプロセス。

岩城さん
NISAの恒久化はありますか?

今井さん
ないことはないと思う。私はそのように考える。
ただ、今のところはNISAを悪用しているという話もあるので、恒久化にはまずは検証することが必要。

岩城さん
将来、イデコ、NISAをどのように取り崩していくのが良いのか?

岡本さん
税制優遇が高いものに期待値が高いものをおいたほうが良い。
また、バリュー平均法という仕組みをこれまでに考えたが、「取り崩しのバリュー平均法」と言うやり方もあるかも。

■休憩の様子

ここで、休憩タイム。ブレイク。
こんな感じで、ビュッフェ形式で30分ほど、みんなで自由に、思い思いに雑談。名刺交換。

■後半 投資教育

後半の部
岩城さん
次は、投資教育についてです。

岡本さん
有識者ではなく、無識者への教育が必要です。FPですら、投資をしていないことが多い。
今のままでいたら困ることを伝えることが大事。まだ、困っている人がいるというニーズの発掘ができていない。

自分は子どもたちへの投資教育を行っている
豚さんの貯金箱。背中に4つの穴、4つの部屋にある。
セイブ、スペンド、ドネイト、インベスト(貯める、使う、譲る、投資する)。
我慢すると喜びが大きい。人のために使わせてあげるのも良い。
こういう土台があって、そのあとに退職後の話をするべき

※私も昨年に住宅ローンを完済し、配当の一部を孤児院に寄付をはじめました。岡本先生の話は非常に共感ができました。
初めての寄付1 --児童養護施設への寄付を実行に移してみました。寄付に至るまでの道のりを纏めました。ヽ(^o^)丿
初めての寄付2 --寄付金控除の仕組みを理解しよう。寄付金控除は使徒がわかりづらい税金をコントロールして、自分の寄付先に振り向ける行為

岩城さん
投資や運用は、一歩を踏み出すのが非常に大変です。課題はありますか?

今井さん
金融庁は今、3つの柱を掲げて、課題解決している。
①積立NISA →ホームページにガイドブックがあるので読んでほしい。
②フィデューシャルデューティ
③投資教育

岡本さん
投資は習慣。歯磨きと一緒。

岩城さん
FPのビジネスモデルについて。
このところ、フィデューシャルデューティ宣言をしてすこし仕事がやりづらいことも遭った。
大変だったが、やはり商品はお客様にキチンと説明すべき。事例として、住宅ローンで変動金利を勧める人がいた。その浮いたお金でリスクに対して保険を勧める人がいた。非常に不義理なセールスである。

山崎さん
基本的にものを買う時に、売る側に相談してはいけない。特に、銀行員はその人のお金をよく知っているので、相談してはいけない。
また、クリーンなFPが食べていけるような環境を整えていきたい。

今井さん
金融レポートが出ている。ホームページを参照してほしい。特に49ページ以降。
金融レポートでは、新しい制度で手数料稼ぎが多いのではないかと厳しい考察をしている。制度を悪用している人がいるかもしれない。顧客本位であるべき。
それ以降の取り巻く環境は、取り組んでいるヒトの意識も重要。そういう意味で、今回の会はとても有意義である。

岡本さん
企業が綺麗事を言ってばかりいては今までと変わらない。やはり現場の方々がフィデューシャルデューティを持って取り組むべき。大企業が自ら、現場から取り組むべき。
CFAに所属しているが、CFAは非常に倫理観を重視している。日本ではそういうプロフェッショナル感が必要。

高橋さん(急遽登場)
自分も孤独なFP(笑)である。
独立系で、少し大変な思いをしている。ただ、独立系でやっていける環境も整ってきた。

日本経済新聞、田村さん(急遽登場)
お客様からフェアな情報がほしいというニーズが多い。

2012年にイギリスで信託報酬が販売会社に流れないように法律で禁止をした。この取組は、2005年から意見が出て、当初はありえないと考えられていたが、イギリスでは実現できた。日本でも金融庁で頑張ってほしい。

■質問タイム

ここから、質問タイム

質問 豚の貯金箱でドネイションの場所が大きい意味は?
岡本さん 文字数が多かったから(笑)

質問 社会保障の大きさは?
今井さん ドイツは個人の投資信託の割合が大きかった。伸びた理由は、ドイツは東西統合で社会保障が破綻しそうだったので、自分達で頑張ろうという空気感ができた。
政治で決めているので、選挙で決めるべきところである。

質問 今の政策は、日本の株価を支えようという施策のように思える。引き出すときのリスク(買うときではなく)を説明してほしい。
山崎さん 確かに日銀が買っている状況は非常にいびつ。今は、基準となる価格がない状況。
実際に、減税等の財政政策が良かったのではとも思う。非常に不自然の価格で歪んでいるので要注意である。
投資教育はいいことだが、今がいいかは疑問がある。
特に長期投資。長期だからと言っても、ボラティリティは小さくならないため、それほど良いかとも思えない。
そういう意味で、反対側の意見があって、大丈夫だという方の人がいてもいい。常に疑いながら運用すべき。

質問 新しいビットコイン(仮想通貨)はどうか?
山崎さん キャッシュレス化は大事だが、日本は現金が好きな環境。
ただ、仮想通貨は、
・銀行の既得権を失う重要なマターを含んでいる
・また、ゼロサムゲームなので投資対象としては不適切
・価値については、供給の上限は決まっていて、技術は優位である
・キーカレンシーになる可能性がある。そうなると取引量に対して、総量が成長する可能性がある。

岡本さん ブロックチェーンに支えられたグローバルな通貨は出て来る可能性が高い。
通貨量が増えた場合、かなりのインパクトになる。国家の信用のダイリューションである。

山崎さん 日本の金融庁は実はかなり先進的である。仮想通貨をすでに公認している。なかなか凄いこと。

今井さん 仮想通貨は、今もそうだがFXのように投機筋が入ってきた。
そうではなく、価値があってそれに対する価格形成ができなければいけない。そういう環境ができれば流通させるべきだと思う。まだ、そんな環境ではない。

質問 金融機関がNISAを悪用している事例とは?投資から資産形成の意味とは?

今井さん 手数料として、巧妙に3、4%で売られている事例があった。
昔は、「貯蓄から投資」と銘打っていたが、いまは、「貯蓄から資産形成へ」としている。金融側からのアプローチから、投資家側・個人側への目線のアプローチへシフトしているとも言える。

質問 フリーのFPはビジネスにならない。商品を売らない形は難しい。
 若い人はお金を払う余裕が無い。若い人はどのようにすれば投資を始められるのか?

岩城さん
たしかに商品を売らないFPはビジネスモデルとして難しい。ただ、きちんと運用のやり方を教える必要がある。
ビジネス環境として、アベノミクス・インフレに対する女性の相談が多くなった。
地道な情報発信が必要だと思う。
若いFPをぜひとも増やしていきたい。そのネットワークを広げていきたい。

高橋さん 3年やってみて、商品を売らなくても大丈夫である。やっていける素地はできつつある。

■最後に

最後に、今回は第30回の記念会ということで、定員60名、満員御礼の大盛況でした。また、特徴あるトークゲストの方々、その方々とのディスカッションができてとても楽しい夜でした。
ワタクシは、少し早めに着いたところいきなり資料の枚数が足りないということで、コピーのパシリをさせられまして(笑)、非常に充実した夜でした(笑)。この件については、最後に岩城さんから感謝の意を頂き、ありがとうございました。^_^

この記事のまとめ:
  • 第30回の記念会で、豪華ゲストのトークショー
  • 人生100年の生き方について、多面的な知見を得られた
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2017年10月24日火曜日

「原因と結果」の経済学 読了 --因果推論を各種事例と統計を持って解説してくれる良書。投資家としては、相関と因果を区別して理解し、話せるようになれるといいですね。ヽ(^o^)丿

当書籍は、「原因」と「結果」、つまり因果があるのかないのかという基本事項を、統計学の視点から解説していくれるものです。各種事例を多く使って解説してくれるので、理解しやすい書籍となっています。
投資や経済の分野では統計学や確率が非常に重要な部分を占めるのですが、統計的に関係がある(相関がある)のと、因果関係があるのは別物です。

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■章立て

まず、章立ては、
第1章 根拠のない通説にだまされないために
第2章 メタボ検診を受けていれば長生きできるのか
第3章 男性医師は女性医師より優れているのか
第4章 認可保育所を増やせば母親は就業するのか
第5章 テレビを見せると子供の学力は下がるのか
第6章 勉強ができる友人を付き合うと学力は上がるのか
第7章 偏差値の高い大学に行けば収入は上がるのか
第8章 ありもののデータを分析しやすい「回帰分析」
となっています。

事例が多いのが、章立てからも見て取れると思います。

統計を使うと、2つ及び複数の関係を知ることができるのですが、そこに原因と結果があるかはすぐには分かりません。
この本では、最初に因果関係を確認するポイントとして、3つ、

  1. 全くの偶然ではないか
  2. 第3の変数は存在していないか
  3. 逆の因果関係は存在していないか
というのを上げて、因果関係があるように見えてしまう、間違ってしまうポイントを解説します。

■因果を炙り出す手法や観点

この書籍の中では、以下のようなキーワードで、だまされないようにする手法やものの見方を示しています。
  • 反事実の必要性
  • 比較可能性
  • ランダム化比較実験
  • 統計的有意性
  • 実験と再現性
  • 疑似実験
  • 前後比較
  • 差の差分析
  • 操作変数法
  • 回帰不連続デザイン
  • マッチング法
  • 回帰分析
  • 重回帰分析
皆さん、聞いたことがあるキーワードもあったと思いますが、初めてのものも多いと思います。
私も、理系で統計を比較的履修した者ですが、初めて聞くものも多かったです。すいません(笑)。

このように、多くの手法と事例が出てきます。
ただ、少し体系だった説明がなく五月雨式に手法を説明しており、少し冗長な感じです。手法の羅列という感じでしょうかね。

読むのに(それと理解するのに)、少し時間がかかりますが、内容はとても濃い内容なため、一度目を通しておいて損はないと思います。

この記事のまとめ:
  • 相関関係と因果関係の違いを解説した良書
  • 事例が多く、直感的にはわかりやすい
  • しかしながら、体系や大きな観点がないため、五月雨式な説明で冗長
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