ラベル

ファンダメンタルズ投資 (175) 米国株 (149) バリュー投資 (145) 財務諸表を読もう (117) 成長株投資 (106) 資本家 (106) 不労所得を得る (105) 個別銘柄分析 (104) 配当を得る (99) 中国株 (90) 高配当投資 (83) 経営 (79) 労働者 (77) 会計 (76) バブル・暴落 (67) 書籍 (64) インドネシア株 (59) マレーシア株 (50) アルゼンチン株式 (48) 節約術 (37) ロシア株 (32) 街角経済 (32) テクニカル投資 (31) 組入銘柄 (29) 家計簿 (27) ローン返済 (23) 名古屋 (15) グランパス (14) MELI (10) PNRA (10) NTES (9) NISA (8) アメーバ経営 (8) 寄付 (8) MO (7) PG (7) ABT (6) DIS (6) JNJ (5) LLY (5) MMM (5) SPY (5) WMT (5) 稲盛和夫 (5) 2202.HK(万科企業) (4) AEO (4) 1066.HK(山東威高集団医用高分子製品) (3) 2328.HK(中国人民財産保険) (3) 6888.KL(AXIATA) (3) GSK (3) SHAK (3) UNH (3) UNVR.JK (3) 0388.HK(香港交易所) (2) 0857.HK(中国石油天然気) (2) 0867.HK(康哲薬業) (2) 0991.HK(大唐国際発電) (2) 2628.HK(中国人寿保険) (2) 2883.HK(中海油田服務) (2) 900923.SS(上海百聯集団) (2) INDF.JK (2) ISRG (2) KLBF.JK (2) MCO (2) V (2) VOO (2) 定点観測 (2) 0525.HK(広深鉄路) (1) 0576.HK(浙江高速道路) (1) 0837.HK(譚木匠) (1) 0956.HK(新天緑色能源) (1) 1398.HK(中国工商銀行) (1) 2039.HK(中国国際コンテナ) (1) 8664.KL(SP SETIA) (1) AXP (1) BBRI.JK (1) BRK-B (1) MA (1) MANU (1) カルガモ親子投資法 (1) 出版 (1)

2014年9月29日月曜日

Perfumeライブの損益を「フェルミ推定」してみた --損益分岐点比率50.28%、意外と儲かる事業なのですね

先日、代々木第一体育館でのPerfumeのライブに行ってきました。

今回はそのライブを、収益・費用面および損益分岐点を見てみました。
かなりの前提が入っていますので、「フェルミ推定」風に適当に想像で試算してみました。
質は低いです。(TдT)

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ ランキングで、今こんな順位にいます☆(*・.・)ノ
Twitterもフォローお願いします → fairvalueinvestment @fairvalue_i
このブログのfacebookページはこちら→ Fair Value Investment 公正価値投資

【収益】 
まずは収入の話から。
先日行った東京の公演は、代々木第一体育館でしたので、ホームページで調べると収容人数は、13,243名でした。

客単価は、チケット一人7000円でしたので、代々木の場合の総収入は、92,701,000円です。

では、ツアー全体ですが、今回の「グルングルン」ツアーは東京4回を含めた全14回のツアーで、各会場の公式のキャパシティは下記の通りなので、試算をしてみますと。

[日程] 2014/08/01 (金)
[会場] 広島グリーンアリーナ(広島) 8300人 ⇒ 58,100,000円
[日程] 2014/08/02 (土)
[会場] 広島グリーンアリーナ(広島) 8300人 ⇒ 58,100,000円
[日程] 2014/08/09 (土)
[会場] マリンメッセ福岡(福岡) 13000人 ⇒ 91,000,000円
[日程] 2014/08/10 (日)
[会場] マリンメッセ福岡(福岡) 13000人 ⇒ 91,000,000円
[日程] 2014/08/19 (火)
[会場] 大阪城ホール(大阪) 16000人 ⇒ 112,000,000円
[日程] 2014/08/20 (水)
[会場] 大阪城ホール(大阪) 16000人 ⇒ 112,000,000円
[日程] 2014/08/30 (土)
[会場] 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(北海道) 11500人 ⇒ 80,500,000円
[日程] 2014/09/05 (金)
[会場] 日本ガイシホール(愛知) 10000人 ⇒ 70,000,000円
[日程] 2014/09/06 (土)
[会場] 日本ガイシホール(愛知) 10000人 ⇒ 70,000,000円
[日程] 2014/09/13 (土)
[会場] 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(宮城) 7063人 ⇒ 49,441,000円
[日程] 2014/09/17 (水)
[会場] 国立代々木競技場第一体育館(東京) 13243人 ⇒ 92,701,000円
[日程] 2014/09/18 (木)
[会場] 国立代々木競技場第一体育館(東京) 13243人 ⇒ 92,701,000円
[日程] 2014/09/20 (土)
[会場] 国立代々木競技場第一体育館(東京) 13243人 ⇒ 92,701,000円
[日程] 2014/09/21 (日)
[会場] 国立代々木競技場第一体育館(東京) 13243人 ⇒ 92,701,000円

ということで、収入の部は合計1,162,945,000円。約11億6千万ですね。

【費用】
次は費用を。まずは固定費に当たるものを。

まずは賃借料ですが、代々木第一体育館は、全体の会場利用料として、7,292,600円がかかります。また、設営・撤去・練習のために、追加料金がいるようなので4日間のツアーで1回だけかかるとします。1,923,400円

その他の費用として、来賓室 1回 21,600円、特別室 1回 14,100円、ラウンジ 1回 10,800円、大型映像装置 1日 162,000円、なんかも全部かかるとします。この費用で、208,500円。

また、冷暖房料金というのもありました。当日は、暑くて冷房も効いていましたので、冷房 1時間 30,900円で、9時間稼働させるとして、278,100円。

次は人件費。どの会場でもかかるものとして、スタッフの代金ですが、当日雇う現場管理・運営の人々として、なんやかんやで日給10,000円の人が200人かかるとして、2,000,000円。

以上が、1会場でかかる固定費用で、合計すると、
7,292,600円+961,700円+208,500円+278,100円+2,000,000円=10,740,900円

なお、設営・撤去・練習費用は、今回14回のライブで7会場ですので、1回のライブでは、1,923,400円の半分としています。961,700円。

乱暴ですが、以上の1会場経費が他の14会場にも同様にかかると仮定すると、
14会場では、10,740,900円×14会場=150,372,600円

次に、旅費交通費。
移動するのスタッフの人数を30人として、
平均移動金額20,000円×人数30人×8回=4,800,000円
この人達はツアー中ずっと旅路にあるとして、ツアーは8/1~9/21なので前後7日ずつの14日も加算して、
平均宿泊代10,000×人数30人×(52日+14日)=19,800,000円
となります。

また、10人ほどが、ライブの都度、東京から往復するとして、
平均移動金額20,000円×人数10人×7回×2=2,800,000円

以上、14会場のツアーの旅費交通費を合計すると、
4,800,000円+19,800,000円+2,800,000円=27,400,000円

次に外注費ですが、今回のライブでは、映像や音楽の効果をクリエイティブしていた有名な人の発注があると思いますので、そのソフトウェアの外注費は50,000,000円とします。また、セットが非常に凝っていたので、設備などのハードウェアが200,000,000円。
以上、外注費は、250,000,000円

以上が固定費で、427,772,600円となります。約4.3億円ですね。


そして、変動費です。
そもそものPerfumeギャランティ、中田ヤスタカ代(笑)をそれぞれ、売上の5%、5%とします。今回は、売上1,162,945,000円の10%で、116,294,500円です。

と言うことで、今回の営業利益ですが、1,162,945,000円-427,772,600円-116,294,500円=618,877,900円となりました。

で、損益分岐点ですが、変動費率が10%ですので、固定費/(1-変動費率)で、427,772,600円/0.9=475,302,889円。
チケット代が7,000円ですので7000で割って、67,900人が損益分岐となる動員人数となります。
14ヶ所で割ると1ヶ所あたり4817人以上が入らないと赤字です。

今回の14ヶ所の最高動員数は、134,135人で、1ヶ所あたりの最高動員数は9,581人です。
よって、4,850人/9,581人損益分岐点比率は50.62%となりました。

ということで、結論として、Perfumeライブはだいたい50%の入りで利益が出せる構造である、となりました。

以上

追伸1:
かなり経費の算出が甘いので、本当はもっと利益が少ないとは思いますが、そこはご容赦下さい。

追伸2:
書いてみて思ったのですが、漏れが多いですね。
こんな収益・費用がありそうです。すいません。
  • グッズなどの収益
  • スポンサー(チョコラBB)の収益
  • 設備の設置に関わる外注費用
  • 権利に関して生じる費用・報酬
などなど。業界のヒト、教えて下さい。∠( ゚д゚)/

関連記事:

2014年9月28日日曜日

China Life Insurance Co. Ltd. (2628.HK) 配当が出ました --中国最大手の生命保険会社、中国人寿保険

前回に引き続き、中国の保険会社の話になります。

China Life Insurance Co. Ltd. (2628.HK)、 2013年本決算の配当が出ました。

この会社は中国の保険会社で、「生命保険」をメインとしている会社です。
前回、中国人民財産保険(PICC)の配当が出ましたので、中国の保険業界を紹介しましたが、PICCが損害保険であったのに対し、今回の中国人寿保険は生命保険の最大手となります。
前回の記事はこちら↓、
PICC Property and Casualty Co. Ltd. (2328.HK) 配当が出ました --中国国内でシェア40%を誇る損害保険会社、自動車保険に強く成長の余地あり

中国も少子高齢化の流れが顕著になっており、保険へのニーズは高まるばかりです。中国の今後の人口推移の記事はこちら(インドネシア、日本、中国、米国の人口を比較しています)


この会社も順調に業績を伸ばしています。また、生命保険最大手であるだけあり支店の多さでは群を抜いており、特に地方での保険販売ではシェアを大きく引き離しています。
今後も、急速に成熟社会に入る中国では保険の需要は高まり、業績も安定していくと思われます。

ちなみに、日本における保険業の歴史ですが、生命保険は下記のように変遷しているようです。
  1. 終身保険 本人死亡時の家族のための保険
  2. 養老保険 老後の生活のための保険
  3. 定期付き養老保険 貯蓄からより保障を大きくした老後のための保険
  4. 災害特約 第2分野と言われる災害系保険を併せ持った生命保険
  5. 医療保険 医療費増大に対応した生命保険
  6. 医療特約 第3分野と言われる医療系保険を併せ持った生命保険
  7. 定期付き終身保険 保障を大規模に確保しながら死亡保障も併せ持つ生命保険
  8. 変額保険 資金の運用状況に応じて保険金額等が変動する、投資信託的要素を併せ持った保険
保証に対するニーズや保険に対する認知の進み具合によって、商品も複雑化しているのが分かりますね。だいたい、5番目の医療保険あたりからは外資も入ってきて(昭和50年前後)、がん保険など当時としては独特な保険が流行り始めたので覚えている方も多いと思います。



また、1996年には保険業法が改正されて、医療保険が完全自由化されるなど選択できる商品はさらに豊富になりました。しかしながら、現在は商品内容が複雑すぎて、普通の方には何が良いのか、何が有利なのかわからない状況なので、注意が必要です。

さらに、保険は一定の大きな支出を参加者で相互負担する仕組みで、さらに保険屋さんから見れば未来の支払いを予想しながら利率や金額を決めていくものですから、その商品を購入する私達から見たら金融商品や投資信託を購入、もしくは投資をすることとあまり変わりはありません。
人生の中でもかなり大きな支出要素ですので、慎重に考えたいものです。

保険については、また別途章立てして考え方をお示しできればと思います。

では、話を戻しまして、中国ではどのような状況かというと、当然に外資にもある程度開放されていますし、商品もそれなりに複雑になっています。しかしながら、日本に比べれば市場は成熟しておらず成長の余地は高い状況です。
PICCの結論でも取り上げた中国不動産のバブル崩壊という不安材料はありますが、投資先としては優良な方であると思います。


http://finance.yahoo.com/q/is?s=2628.HK+Income+Statement&annual

2014年9月22日月曜日

PICC Property and Casualty Co. Ltd. (2328.HK) 配当が出ました --中国国内でシェア40%を誇る損害保険会社、自動車保険に強く成長の余地あり

PICC Property and Casualty Co. Ltd. (2328.HK)、2013年本決算の配当が出ました。

当会社は中国の損害保険会社で、中国語では「中国人民財産保険」となります。
損害保険では中国国内シェアトップで約40%ものシェアを持っている状態でこの業界では敵なしという状況でしょうか。

私が購入した10年前はまだこの会社は認知が低く、また利益もいまいちだったので株価も低迷していました。現在では中国でも保険と言う考え方が浸透してきましてので、ここ5年位で急速に業績を伸ばしていおり、株価は当時の7~8倍になっています。

特に2007年から2010年は業績悪化により無配になっていましたが、ここ数年はしっかりと安定的に配当も出すようになっており、やっと普通の大企業になった感があります。

もともとこの会社は、中華人民共和国が建国した頃から中国の中央銀行の人民銀行の一部署として発足しているため、国営のいかにも役所的な会社です。1988年までは保険会社はこの会社一社しかなかった状態です。しかしながら、ここ10年で業界は大きく変革していて、競争によりサービスの質も向上しやっとこさ安定的に成長できるようになっています。

ちなみに、中国の損害保険のベスト3は以下になります。
  • 中国人民財産保険(2328.HK)
  • 平安保険(2318.HK)
  • 太平洋保険(2601.HK)
です。

業績は、売上で毎年10~20%の成長、営業利益でも3年で倍になっています。

外部要因を見ると、中国国内における保険業界はまだまだ成長の余地があり、自動車保険に強い同社は継続的なマイカーブームに乗ってさらに株価は上昇するだろうと予想されます。
リスク要因としては、中国の不動産バブルがはじけた時に金融関係は大きく売られると思われますので、その時は株価が数分の1にまで下がると思います。しかし、長期的には右肩上がりの成長は続きますので、むしろその割安時に拾っていくのが良いでしょうね。



http://finance.yahoo.com/q/is?s=2328.HK+Income+Statement&annual

2014年9月19日金曜日

家計簿のすすめ4 お家の資産を計算してみよう 実践編 その3(純資産) --家計の貸借対照表(BS)を作ってみると分かる5つの戦略・戦術

家計簿についての第4弾です。
家計簿をつけることによって見えてくる我が家の財務状況、そしてそこから考える戦略・戦術について、実例を示しながら説明していきたいと思います。
また、合わせて実践するときに悩まれる証券会社の選び方、さらにローンがありながらも投資をすべきか?という命題についてもご説明します。

第4回目の今回は、家計を管理する観点でBSの5つの要素の意味合いと考え方、そして各要素の関係についての、その3です。
今回は、「純資産」について。資産、負債を相殺して残りが純資産というあなたの家計の純余剰になります。ここを増やして安定的な家計を目指すのが目的ですので、重要な要素になります。

下の図は、我が家の貸借対照表のここ10数年の推移です。見方と計算方法は詳しくは第1回目の投稿をご覧ください。2本で1つの単位となっています。左側の青と茶色の棒が資産を表しておいて、それぞれ流動資産と固定資産です。右側の黄色と赤と緑色の棒は負債と純資産を表していて、それぞれ流動負債と固定負債、純資産となっています。左と右の棒は毎年必ず同じ高さになりバランスしていますので、バランスシート(BS)と呼ばれる所以です。

BSの高さ、つまり各2本単位の棒の長さはあまり重要ではありません。土地の値段が上がったり株価が上下することで結構変わりますので。重要なのは5つの棒の割合ですね。この割合が家計の安定さやリスク、そして今後の家計の対応策の時間軸の長短(長期的対応策か、短期的対応策か)が表されますので、この要素がどのような意味合いを持つのかを見ていきましょう。


さあ、では純資産について説明します。

【⑤純資産】
最後の5番目は、右下の純資産。緑色です。

ここは家計の節約や1年働いた努力が反映される場所です。

この後の家計シリーズの第6回、第7回では、家計の損益の話をしていきますが、節約をして年間収支をプラスに出来ると、その部分が緑の棒に反映されて長くなっていきます。もちろん贅沢をして収支がマイナスになると緑の棒が縮んでいきます。
という意味で、ここの部分は自分のファイナンス努力の成績表になりますね。^^;

また、家や土地や借金すべてをなんやかやで売っ払って返済して精算したら、最後に残る部分ですので、「純」な資産ということになります。最終的にはここが長くなればいいんですね。

7月の私のブログ「決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法」 読了 --新たな切り口で財務3表を理解したい方へ福音となる書」の書評でも書きましたが、純資産の増加は1年の努力の結果である、と言うことは企業でも同じで、
  • PLの当期純利益 → BSの純資産・利益剰余金
となりますので、1年で頑張って捻出した当期純利益は、そのままこのBSの純資産増加となります。

ちなみに、ニュースなどで出てくる、「サラリーマンが持っている平均資産」や「政治家の資産」など、世の中で言う「資産」という表現については、いろいろ定義が違っている場合が多いです。流動資産(青色)の中の金融資産(預貯金や株などの有価証券)や純資産(緑色)だったりしますので、注意して下さい。

ここの割合が大きくなっているときは、家計のリスクは相当減っている状態です。
企業では、純資産を負債と純資産の総額(総資産)で割った自己資本比率が安全性の一つの指標となります。利益剰余金を厚くしておくと、不況下でも株主に配当を出すことができますし、従業員にボーナスを安定して出すこともできます。家計でも同じでリスクに対するバッファになりますので、できるだけ厚くしておきましょう。

さて、では家計においてこの純資産を厚くする施策は具体的になにがあるでしょうか?正直言って企業ほど手段は多くありません。簡単に言うと負債を返済するか、流動資産(現預金)を多くするかということになりますが、サラリーマンは労働者であって時間を切り売りする職業ですので非常に不利な状況です。

一つ目の施策としては、節約です。流動資産を増やすためには支出を減らすということです。

二つ目の施策としては、所得を増やすために違う手段の持つというのがあります。違う手段としては、会社を経営する、経営している会社を購入する(株式等による会社の部分所有)などがあります。これらは、ともに自分の時間を使わなくても従業員が稼ぐことにより、その利益の一部を配当としてもらう、という仕組みです。資本主義の国にいる以上、自分の資本をリスクにさらしてその他以下を頂くというのは、定式化された仕組みですので、選択肢を増やすという意味でその施策に乗っかる必要があると思います。

また、時間を売るサラリーマンとしては余剰時間は、お金を生み出す非常に重要な要素になります。奥さんに余剰な時間がある場合は積極的に働いてもらうのも手かもしれません。


最後にまとめになりますが、第2回~第4回は、BSを作ったあとの5つの資産・負債・純資産の要素について意味を考えました。それぞれのバランスが今後の家計のリスクコントールの方法、余剰資金の投資戦略を自ずと決めていきますので、ぜひともBSを作成してリスクをイメージすることにより、コントロールし、さらにファイナンスリテラシーを高めていって下さい。

追伸:
節約による資産を増やす方法は、書籍のご紹介で書いている、
書籍のご紹介 --投資、経済、ビジネスの本 -経済学基礎から偉大な投資家まで
となりの億万長者―成功を生む7つの法則 [単行本] 著者: トマス・J. スタンリー (著), et al がいいです。
米国の金持ち(億万長者)は親からの遺産や事業の成功者だけでなく、大部分が節約をきちんとやっている人である、ということを綿密な調査を踏まえ示してくれます。非常にやる気になる本です。

関連記事:

2014年9月16日火曜日

家計簿のすすめ3 お家の資産を計算してみよう 実践編 その2(負債) --家計の貸借対照表(BS)を作ってみると分かる5つの戦略・戦術

家計簿についての第3弾です。
家計簿をつけることによって見えてくる我が家の財務状況、そしてそこから考える戦略・戦術について、実例を示しながら説明していきたいと思います。
また、合わせて実践するときに悩まれる証券会社の選び方、さらにローンがありながらも投資をすべきか?という命題についてもご説明します。

第3回目の今回は、家計を管理する観点でBSの5つの要素の意味合いと考え方、そして各要素の関係についての、その2です。
今回は、「負債」について。

下の図は、我が家の貸借対照表のここ10数年の推移です。見方と計算方法は詳しくは第1回目の投稿をご覧ください。2本で1つの単位となっています。左側の青と茶色の棒が資産を表しておいて、それぞれ流動資産と固定資産です。右側の黄色と赤と緑色の棒は負債と純資産を表していて、それぞれ流動負債と固定負債、純資産となっています。左と右の棒は毎年必ず同じ高さになりバランスしていますので、バランスシート(BS)と呼ばれる所以です。

BSの高さ、つまり各2本単位の棒の長さはあまり重要ではありません。土地の値段が上がったり株価が上下することで結構変わりますので。重要なのは5つの棒の割合ですね。この割合が家計の安定さやリスク、そして今後の家計の対応策の時間軸の長短(長期的対応策か、短期的対応策か)が表されますので、この要素がどのような意味合いを持つのかを見ていきましょう。


さあ、では負債について説明します。

【③流動負債】
3番めは、流動負債。右上の黄色です。会社では短期の借入は資金の出入りをコントロールするためにも重要な要素なのですが、家計においては仕入れや外注はありませんので、会社のような運転資金、資金繰りのための借金はないでしょう。

私の場合は、理由があって余剰の資金は定期預金をした上で普通口座のマイナスを利用しています。
その訳とは「節約術の一環」なのですが、家計の銀行口座や利用できるお金をできるだけギリギリに見せるようにして、あまり生活に余裕が無いような状況を作り出すことです。口座がマイナスになっていると家族はもちろん、意図的にやっている私自身も返そうとするインセンティブが働きますので、贅沢を戒めるにはなかなかいい方法です。

手法としては、毎月少しでも余裕のお金ができたらすぐに定期預金に入れてしまい、家計をやりくりする普通口座は最低限の金額にしておきます。即座に定期預金にお金を移すためにも、ネット銀行は非常に重宝します(銀行や証券会社の紹介はこちら)。

デメリットとして、そのマイナス分の金利がかかりますが低金利時代の今、貸越利息も微々たるものですのでこのマイナスをうまくマインドコントロールに使っています。

【④固定負債】
4番目は、固定負債。赤色です。
サラリーマンにとっては、マイホームの借金やマイカーの借金だと思います。

この部分は、住宅ローンを組んで毎月の返済を始めるとあまりにもボリュームがでかく(棒が長くて)、絶望的な気持ちになるのですが(笑)、健康であれば地道ながらも減っていきますので頑張りましょう。毎年少しずつ棒が短くなるのは見ていてやる気が起きてくるので、BSの作成は見える化にも役に立ちます。

さて、この固定負債という負債要素はいろいろ重要です。

まずは、余剰資金ができた場合、
①預貯金としてためておくのか(→つまり青色の流動資産に積み上げておくのか)、
②繰り上げ返済をして借金を減らすのか(→赤の棒を減らすのか)、
どちらかを選択できます。
(もちろん使ってしまう、というのもあると思いますが、一応前提が家計が苦しいサラリーマンとして)。

この場合の決断の決め手としてはやはりリスクの多寡でしょうね。預貯金(流動資産)はリスクに対する一番の処方箋であり、決め手ですので、ここを厚くしておくことは重要です。家計の収入源が主人のみであったり、家族が病気がちである場合は当然に預貯金を選択して、手持ちのお金を充実させておきます。
また、このブログのテーマでもある不労所得を得るためにも元手を積む必要がありますので、まずは預貯金を充実させておく必要があります。

ただ、毎年10万円から100万円単位で余剰資金が出た場合は、繰り上げ返済をしておくと長期的には金利分がお得です。
ですので、①リスクがある程度コントロール出来ている状態で、②預貯金も一定量ある場合は、繰り上げ返済していくのもよいでしょう。

さて、我が家の場合はグラフを見ていただけると分かるのですが、転換点は2つあります。

一つ目は平成20年の時、二つ目は平成25年の時(昨年)です。

一つ目は、棒の長さが見づらいのですが、初めて固定資産(茶色)が固定負債(赤色)を上回った時です。この時を超えると、いざとなれば家と土地を売れば住宅ローンを全返済できますので、一つ目のリスクを乗り越えたことになります。住宅ローンは、住宅を購入した瞬間に特に住宅の価値が下がりますので、当面は住宅ローンの総額より家の価値は少なくなります。我家の場合はこの一つ目のリスクを乗り切るのに10年かかったことになります。

二つ目は、平成25年の、初めて流動資産(青色)が固定負債(赤色)を上回った時です。この時を超えると、いざとなれば貯金や株を売っ払えば住宅ローンを全返済できますので、リスクはかなり遠退いた事になります。我家の場合は、15年かかっていますねー。

この2つのポイント・転換点は重要なところですので、返済計画や投資戦略を決める上でもBSを作成し家計をイメージするのは良いことだと思います。

今回はここまでにします。純資産については、次回に。

関連記事:

2014年9月15日月曜日

家計簿のすすめ2 お家の資産を計算してみよう その1 実践編(資産) --家計の貸借対照表(BS)を作ってみると分かる5つの戦略・戦術

家計簿についての第2弾です。
家計簿をつけることによって見えてくる我が家の財務状況、そしてそこから考える戦略・戦術について、実例を示しながら説明していきたいと思います。
また、合わせて実践するときに悩まれる証券会社の選び方、さらにローンがありながらも投資をすべきか?という命題についてもご説明します。

第2回目の今回は、家計を管理する観点でBSの5つの要素の意味合いと考え方、そして各要素の関係を見ていきたいと思います。

下の図は、我が家の貸借対照表のここ10数年の推移です。見方と計算方法は詳しくは第1回目の投稿をご覧ください。2本で1つの単位となっています。左側の青と茶色の棒が資産を表しておいて、それぞれ流動資産と固定資産です。右側の黄色と赤と緑色の棒は負債と純資産を表していて、それぞれ流動負債と固定負債、純資産となっています。左と右の棒は毎年必ず同じ高さになりバランスしていますので、バランスシート(BS)と呼ばれる所以です。

BSの高さ、つまり各2本単位の棒の長さはあまり重要ではありません。土地の値段が上がったり株価が上下することで結構変わりますので。重要なのは5つの棒の割合ですね。この割合が家計の安定さやリスク、そして今後の家計の対応策の時間軸の長短(長期的対応策か、短期的対応策か)が表されますので、この要素がどのような意味合いを持つのかを見ていきましょう。

会社としての見方もあるのですが、今回はせっかく家計で作ったのですから、個人の対応策を中心に見ていきましょう。


【①流動資産】
まずは、流動資産ですが、家計においては非常に重要な要素ですね。青い棒になります。
当然この資産は多ければ多いほどよいです。会社のように長期の固定資産で事業からキャッシュを生み出すということはないですので、短期のこの資産は急な出来事、危機を回避できる唯一の資産です。目安ですが、年収の1.5倍から2倍ほど持っておくとよいと言われています。

資産の中身の中心は預金になります。自信がある方は、預貯金の利率が低い今、少しは有価証券で持っておくのも良いと思います。労働者、サラリーマンである私達は、キャッシュフローを得る手段は労働しかないですので、不意に働けなくなった時のためにとにかく倹約してでも貯めましょう。

なお、私のBSの流動資産には、保険や個人年金を解約した時に返ってくる解約返戻金(かいやくへんれいきん)や現時点での退職金は入れてありません。安全サイドを見るためですが、より正確に家計のBSを作りたいときはそのような資産も入れておくとよいでしょう。保険や退職金は一生かけて積み立てているお金ですので、そのボリュームは馬鹿にできません。BSに載せる載せない以前に現時点でどのくらいのキャッシュが手元に来るのかを把握しておくのは、イザという時のために重要でしょう。

【②固定資産】
次に、茶色の固定資産ですが、これは家計ではあまり大きな意味は持ちません。とにかく住むところがないといけませんので、マンションや持ち家を持ったらあとは考えなくてもよいでしょう。まあ、いざとなったら売っ払って生活の足しにはできますので、たまにはマイホームの価値を知っておくのは良いでしょう。

通常の会社はまずこの部分に投資をして、キャッシュを得る事業を立てていきます。そういう意味では、毎年得られるお金に対して投資がどれくらいであるか割合を見るのは非常に重要なのですが、家計の場合は、不動産収入を得ている方は除いて、この部分はボリューム感を知っておくだけでよいでしょう。

しかしながら、これからマイホームを購入しようと考えている方は重要な要素です。

住宅ローンを始めた時にどれくらいの純資産が残るのか、もしくは債務超過になってしまうのかを見るためには、BSは資産の状況をイメージできますので住宅ローンを組む時を機に作成してみるのはいかがでしょうか?

マイホームを購入して債務超過の状況で、例えば自分が大きな病気をした場合、最悪、家を売り払ってもまだ借金が残っているのは非常につらい状況です。また、このようなリスクが高い況がどれくらい続くのかを見るためにもこのグラフは有用です。

今回はここまでにします。負債と純資産については、次回に。

関連記事:

2014年9月13日土曜日

SHANGHAI BAILIAN G (900923.SS) 配当が出ました --小売業が経済の状態を映す?規制と競争、企業利益と消費者利益について

SHANGHAI BAILIAN G (900923.SS)の2013年本決算の配当が出ました。

この会社は、昔は上海フレンドシップという社名でした。今年の8月8日から上海百聯(シャンハイバイリエン) という名前に変わりました。
上海を中心とする小売の会社です。

私はこの会社との付き合いは長くて、中国株式投資を始めた14年ほど前からの所有者です。
途中には、2010年に関連会社を吸収合併しており、その時に株価が割安になりましたので、一気に株価上昇しました。
現在は、10年ほど前の取得価格から約2倍になっています。

吸収合併の記事はこちら↓
--- ここから ---
上海友誼集団が上海百聯集団を吸収合併、中国最大の小売企業に
2010.11.04 15:16
 上海友誼集団(900923.SS)は4日、株式交換により兄弟会社の上海百聯集団(600631.SS)を吸収合併し、完全子会社化する計画を発表した。グループ内の競合を回避するのが狙い。株式交換比率は1対0.861で、上海百聯集団の株主に対し、1株当たり0.861株の比率で上海友誼集団のA株を割り当てる。取引完了後、上海百聯集団は上場を廃止する。

 このほか、実質筆頭株主の百聯集団有限公司から上海第一八佰伴有限公司の出資持ち分36%と上海百聯集団投資有限公司の出資持ち分100%を買収する計画。2社の査定額は総額47億800万元で、買収代金はA株新株3億200万株を割り当てる形で支払う。割当完了後、百聯集団有限公司の持ち株比率は直接・間接合わせて27.30%から49.26%に上昇する見通し。

 一連の再編により、上海友誼集団は中国最大規模の小売企業となる。
--- ここまで ---


株式を所有していて言うのもなんですが、私としてはいまいち小売業は好きになれない業種です。
理由は、競争が厳しいために、どうしてもコスト競争に晒されてしまい差別化できる要素が少ないからです。結局、垂直統合などコストダウン施策を進めるしかなく、最終的には規模の論理が効いてきてしまいます。
また、政府の方向性・規制によっても会社の業績が大きく変わってきてしまいます。規制に守られているうちはいいのですが、一度規制が解除されるとほとんど会社を維持することも儘ならない状態になります。

ちなみに、日本におけるの小売業の法律・規制のこれまでの流れです。

【規制→規制緩和→経済衰退】
大店法 大規模小売店舗法 昭和48年制定
 大型店舗の出店を規制しました。
 この頃は、スーパーマーケットという大型店舗が日本でも出店を始めるようになり、日々の最寄品(食品や日用品など)を購入していた商店街が寂れ始めました。また、買回品と呼ばれる服や家電などの購入もGMSに分類されるイトーヨーカドー、ダイエーによって大規模に集客するにいたり、商店街はさらなる打撃を受けました。
 大店法はこれらの大規模小売店を規制するために制定されたわけですが、規制の内容が厳しするぎるために、国外の企業から規制撤廃の要求が起こり1992年に期制が緩和されました。
 この頃から地方の国道沿いにある所謂ロードサイド型店舗が増えてきたのを、みなさんも覚えていると思います。

【地域経済の変革→多様的な店舗】
大店立地法 大規模小売店舗立地法 平成12年制定
 中心市街地活性化法、改正都市計画法との3点セットで制定されました。いわゆる「まちづくり三法」です。
 この法律の目的は、上記の国外企業からの圧力があり大店法を撤廃した代わりに、「地方分権」や「地域環境」をテーマに地方自治体の創意により地域活性化を期待して制定されました。
 実際はほとんど機能せず、さらにバブル崩壊による経済停滞もあり、商店街は壊滅的な影響を受けたのでした。
 それに変わり現在に至るまでに、コンビニエンスストアや各種専門店など新しい業態が出てきており、小売業は大きく進化しています。

以上の歴史を踏まえると、規制による企業の利益および企業の発展の保護、また、競争による消費者保護のバランスは非常に難しい内容であることが分かります。
私は、経済思想においてはどちらかと言うと、ハイエク、フリードマンが好きで自由主義の方なのですが、過度な競争も企業側から見たらたまったものではないでしょうね。
と言うことで、小売業の会社はあまりおすすめしません。
なお、ハイエク等の経済思想家については下記に↓。
「経済古典は役に立つ」 再読 --歴史的経済思想家9人が織りなす資本主義の本質、投資は経験ではなく歴史から学ぼう!!

さて、話は戻りまして、上海百聯(シャンハイバイリエン)の業績ですが、売上は横ばい、利益は微減といったところです。
中国という国が伸びている現在では良いですが、マーケットが成熟して成長率が鈍化した入り、国自身が危ない状況の中国ではこれから先行きは暗いのではないでしょうか?
これから投資をするというのにはちょっと難しい銘柄だと思います。




2014年9月7日日曜日

私が利用している「証券会社」一覧 --証券会社選択で悩まれている方への選び方のポイント



5回にわたって、家計簿についてお話をしています。
家計簿をつけることによって見えてくる我が家の財務状況、そしてそこから考える戦略・戦術について、実例を示しながら説明していきたいと思います。
また、今回は実践するときに悩まれる証券会社の選び方もご説明します。

ではでは今回は、私が利用している証券会社を紹介します。
各社特徴があるのと、10数年投資をしていると投資環境が激変していて証券会社もかなりの競争にさらされてきました。そういう意味では、ワタシ的にすでに利用価値を失ってしまっている証券会社もあるのですが、証券会社を一本化して株式を移すのは手数料がかかりますので、今のところ始めたままの状態で放置しています。

【SBI証券(旧e-trade証券)】
  • 導入理由 幅広く投資をするため。
  • メリット 投資の商品が豊富。手数料が安い。住信SBIネット銀行と連携すると為替取引のスプレッドが強烈に安くなる(これお勧めです)。インターフェースが直感的で分かりやすい。
  • デメリット あまりないと思います。
【住信SBIネット銀行】
  • 導入理由 証券会社ではないのですが、SBI証券と連動性がよいため総合口座として利用しています。
  • メリット 為替取引のスプレッドが低く、米ドルの調達では最強。預貯金からローンまで各種サービスが充実している。SBI証券とのハイブリッド口座経由で資金を自由に行き来させることができる。
  • デメリット あまりないと思います。
【内藤証券】
  • 導入理由 中国株を取引するため。特に、B株を取引したかった。
  • メリット 深セン、上海のB株が取引できます。
  • デメリット 円での決裁になってしまう。
【エイト証券(旧ユナイテッドワールド証券)】
  • 導入理由 中国株を取引するため。
  • メリット 手数料が安い。
  • デメリット WEBページがJAVAベースになってから重いサイトになってしまいました。
【マネックス証券】
  • 導入理由 米国株の小さい会社(NASDAQ銘柄)を取引するため。
  • メリット 米国株を取引できます。手数料は安め。
  • デメリット インターフェースがとにかく酷く、なかなか思ったページにたどり着かない。どうやったらここまで酷いインターフェースを作れるのか悩んでしまうレベル。
【大和証券】
  • 導入理由 親が利用している証券会社です。中国銀行のIPOに参加したかったため。
  • メリット あまりないと思います。
  • デメリット 手数料が高いと思います。

良い証券会社の条件
  • 手数料が安い
  • 外国の証券の場合は、さらに為替手数料が安い
  • 取扱銘柄が多い
となります。

とにかく、手数料は気にして欲しい点です。手数料は、ゲームに参加するための胴元の取り分ですから、最悪の宝くじ・競馬等と同列に比較して、よりよい投資対象を見つけることが肝要です。
そう考えるとネット専業の証券会社が良いのではないでしょうか?店舗やムダな人員もなく運営していますので通常の証券会社よりは絶対に安いはずです。裏返して考えると普通の証券会社はほぼ必ず手数料が高いので避けるべきだと思います。
どうしても人のアドバイス、声が聞きたいという人もいると思いますが、手数料が非常に高くなりますし、アドバイスできるくらいならその人(やその会社)が買えばよいわけで、それができないということはそのアドバイスには何ら価値がないということですね。

次に為替手数料ですが、ここで大きく手数料を取る所も多いですのでご注意下さい。
投資においては、取引手数料、為替手数料が兎にも角にも運用成績に響いてきます。銘柄については自分の戦略や戦術などの裁量が効きますが、手数料は如何ともしがたく、しかも毎回です。気を付けたいところです。

取扱銘柄については、多ければ多いほどいいのですが、自分の戦略や戦術と関係のない投資先商品をたくさん揃えられても全く意味がありません。まずは自分がやりたいこと、自分の投資スタイルを決めてそれにあった証券会社を探しましょう。

では、総合的に考えてお勧めの証券会社ですが、SBI証券でしょう。手数料が全般に業界1安いことと、住信SBIネット銀行と組み合わせると送金(振込)手数料がほとんど無料になります(月3回まで)。さらに、外貨の購入も住信SBIネット銀行でスプレッドを安く仕入れて、すぐにSBI証券に無料で回して投資の取引ができますので、資金の流れがスムーズです。
あと、私は借金があるので、この繰り上げ返済もワンクリックでできる点が嬉しいところです(住信SBIネット銀行の話です)。
これで、米国株の手数料が業界最安になって、取扱銘柄もnasdaqの細かいところをフォローしてもらえるともう最高です。マネックス証券のUIのだめダメさには、この頃は(ログインや触るのはおろか)見るのも嫌になってますので、とにかく北尾さんには頑張って欲しいです(もう会長になっちゃったけど)。

関連記事:

2014年9月3日水曜日

名古屋グランパスを経営して看る2 --Jリーグチームカラーからみる観客収入と広告収入の割合と特徴

Jリーグの公開データから、今回は各チームの「収入源」について考えてみました。
この収入のデータは、営業収入全体額が(①広告料収入)(②入場料収入)(③Jリーグ配分金)(④その他)の4つの内訳で分類されています。

今回はデータが同じ様式で揃っている、2005年から2010年までのデータで集計しています。
2005年から2010年までと言うと、グランパスの歴史的には、
  • 1990年台(トヨタ自動車参加表明)
  • 1993年(J発足、9位)
  • 1994年(ミルン就任、ストイコビッチ入団)
  • 1995年(ベンゲル就任)
  • 1996年(天皇杯優勝、ゼロックス優勝、ケイロス就任)
  • 1997年(サンワバンクカップ勝利、田中就任)
  • 1998年(ウリダ入団)
  • 1999年(楢崎入団、ジョアン・カルロス就任)
  • 2000年(天皇杯優勝、ウェズレイ入団)
  • 2001年(直志入団、ストイコビッチ引退)
  • 2002年(ベルデニック就任、ヴァスティッチ入団)
  • 2003年(ネルシーニョ就任、ウェズレイ得点王)
  • 2004年(豊田入団、クライトン入団)
  • 2005年(岡山、ウェズレイ退団、ルイゾン入団)
  • 2006年(フェルホーセン就任、ヨンセン入団)
  • 2007年(小川入団、吉田昇格)
  • 2008年(ストイコビッチ就任、クメTD就任、鹿島スタ勝利)
  • 2009年(ケネディ、ブルゾ入団)
  • 2010年(闘莉王入団、リーグ優勝、ケネディ得点王、楢崎MVP)
  • 2011年(ケネディ得点王、2位)
  • 2012年(ダニエル、田鍋入団)
  • 2013年(ストイコビッチ退団、阿部、田中、増川退団)
  • 2014年(西野就任)

フェルホーセン監督でかなり崖っぷちに追い込まれ低迷した暗黒時期から、ストイコビッチ監督で優勝に駆け上がるまでの激動の時期に当たります。

今回は、収入内訳データうち、①広告料収入(X軸)と②入場料収入(Y軸)を全体に対する収入割合で表し、営業収入全体額のバブルチャートで表しました。
図の見方ですが、4種類の収入を合わせて100%なので、少なくとも2軸の合計が100%を超える赤破線の右上に来ることはありません。見方としては、右上の赤破線に近いほど広告と入場料の割合が高いことになります。つまり、それ以外のJリーグ補助金やその他収入が低いことになります。
また、右下に行くほど広告収入が相対的に多く、左上に行くほど入場料収入が相対的に多いということになります。つまり、左上はファンが足を運んでくれている人気チームということになります。右下の広告収入が多いクラブもブランド構築ができており、地元企業に訴求できていると考えることができます。


次に集計は、収入が一番多い浦和から最下位の水戸までの37チームの内、上位10チームと極端に広告収入(の割合)が多い2チーム(大宮、京都)と極端に入場料収入(の割合)が多い2チーム(新潟、仙台)の計14チームをピックアップしています。

名古屋グランパスは親会社の補填が多く、トヨタマネーで潤っているといる、というイメージがあると思います。そして、もっともっと観客を増やして入場料収入を得ないといけない、と考えている方お多いと思います。

結果を見てみると、確かに右下の方にあり、広告収入に頼っている実態があります。ただ、広告料収入と入場料収入を足した割合は72.8%で、補填と思われる「その他」収入は下図のように19.2%とそれほど高い割合ではないことが分かります。また、広告料収入が50%を超えており、営業さんの努力はかなり凄いのではないでしょうか?

他チームを見てみると、特徴的なのが、左上の方にある3チーム、入場料収入の割合が多い浦和、新潟、仙台でしょうか。40%もの割合を入場料で稼いでいるのはえらいものです。
逆に、右下の柏、京都、大宮は広告料で稼いでいます。

何がいいかは一概には言えませんが、人口が少ない地方の地元企業が少ないところほど、広告は期待できませんので、入場料に力を入れる必要があると思います。
名古屋の場合は、大都市のクラブなのでもっともっと集客できるといいですね。浦和とまではいきませんが、少しでも左上に玉が向かってくれると嬉しいですね。



現在、地元都市のデモグラフィックデータ(人口)を整備していますので、今後、都市の規模との比較データの記事も書きたいと思います

関連記事: