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2016年4月30日土曜日

名古屋グランパスを経営して看る8 --2014年度の各チームの財務状況。グランパスはあまり良くないです・・・・、連続赤字と債務超過すれすれ

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2014年度の、Jリーグ各チームの、貸借対照表、損益計算書の概略数字が出ていましたので、見える化してみました。

まず、話の本題に入る前に前提の確認ですが、Jリーグのクラブライセンスの基準は財務基準として、
  • 年次財務諸表(監査済み)を提出し、Jリーグの審査を受けること(A等級)。その際、3期連続の当期純損失(赤字)を計上していないこと[3](2012年度-2014年度の3年間以降で算定[4])および債務超過でないこと(2014年度から算定[4])が必須条件となる。
  • 移籍金や給与の未払いが生じていないこと(A等級)。
となっています。
A等級基準は、 ライセンス交付のために無条件に必須とされる基準(44項目)ということで、重要な項目です。

では、まずは損益計算書から。当期純利益率です。また、収益の多さは内訳がありましたので、広告収入、入場料収入、Jリーグ交付金、アカデミー関連収入、その他収入と分けて色付けしています。
まず、収入面ですが、名古屋グランパスは3位の収入を得ています。約40億円規模。1位の浦和は、60億近くありますので、流石です。名古屋グランパスは特に広告収入が多く、広告収入はJリーグ1位となっています。比較的予算が潤沢なチームですね。
他の中堅的なチームからは10億円ほど収入が多いので、もう少しいい順位にいてくれると嬉しいところです。

利益面は、2014年度である当期の純利益は赤字でした。3期連続赤字が許されませんので、2016シーズンは選手を大幅解雇して、リーグに臨んでします。
次に、資産、負債、純資産。バランスシートです。少し見づらいので恐縮なのですが、2本の棒グラフで一チーム分です。2本でセットです。この2本が左右同じ長さになっていると思いますが、左側が資産、右側が負債と純資産です。
あと、純資産(オレンジの鱗模様)がマイナスの債務超過になっているチーム(横浜、鳥栖、大分)はグラフ的にうまく表現できてなくて、左右がバランスしていません。横浜、鳥栖、大分は、右側の負債が左側の資産より多くなっていると思いますが、その分が債務超過分です。資産を全部売っぱらっても借金が残っている状態ですね。

さて、見方ですが、長さが長ければいいというわけではなくて、左右の各項目のバランスが大事です。一番大事なのがオレンジの鱗模様の純資産がマイナスで債務超過だと、Jリーグのライセンスに引っかかってしまうので、ここは多ければ多いほどよいです。名古屋グランパスはすれすれですね。
赤字が続くと毎年この純資産が減っていきますので、危ないところです。名古屋グランパスの場合、先日トヨタ自動車の子会社になることが決定していて、トヨタ自動車から追加出資を受けることとなっています。これにより資本の50%以上がトヨタ自動車の所有になりますので、子会社となったわけです。

この財務状況を見て、今後のあるべき姿は、毎年のフローが多いという特徴・強みを活かすことが大事です。キャッシュというフローが大きいのは非常に重要でいろいろな選択肢が確保できます。この収入の多さで利益が赤字というのは、やはり経費の出方が問題で、経費のコントロールが鍵となるでしょう。
今の名古屋グランパスは、サラリーマンに例えると年収は1,000万円あるのに、浪費が多いので赤字家計になっている状況です。
早めに経費の精査をして、当期の利益を出し続けることが重要で、それにより剰余金、資本を地道に積み上げることが必要でしょう。

少し危機的な財務状況の中で、トヨタ自動車の出資を取り付けたのは経営者としては有能ですが、本業の効率化を図らなければ、ほっとつけるのもつかの間になってしまいます。

あと、課題は入場料収入の少なさ。まあ、中堅には居るのですが、日本3位の都市圏にあるクラブなので、もう少し観客が増えるといいですね。名古屋グランパスは広告収入が多いですので、入場料収入がもう少しかさ上げできると経営も楽になり、取れる選択肢も多くなってくると思います。

頑張って欲しいですね。ヽ(^o^)丿

次回は、他チームの状況も解説してみたいと思います。

画像は、ハタメグミさんのサイトからお借りしました。

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2016年4月24日日曜日

オーナーと経営者の違い --結局どっちが偉いの!資本家と労働者、オーナーと社長、作曲家と歌手、球団オーナーと選手などなど

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似ているようで似ていない職種について、前回は、「経営者と経営コンサルタント、投資家と投資コンサルタント --似て非なる、全く非なる人種について」で、コンサルタント業種について書きました。
今回は、経営者とオーナーの違いについて書きたいと思います。

経営者とオーナーの違い

まず、(わたしのように)ずっとサラリーマンをやっていると、経営している人が会社を所有しているような気になってしまいます。確かに同族経営の会社がまだ多い日本では、社長がその昔会社を立ち上げて、株式を所有している場合が多いと思います。

大きな概念として資本家と労働者というくくりがありますが、ではあなたの会社は誰が持ち主なのでしょうか?
会社には、それを所有している人とそれを運用・経営している人がいます。

簡潔に言うと、会社を保有している人、Owner、オーナーがいます。また、運用している人、経営者がいます。前者は会社を持っているだけの人ですから、基本オーナーとしてはそれ以上、義務的に実行する物事はありません。会社を所有するために出資をしたりすることが多いので、資本家もオーナーに含まれます。
一方、経営者の方は、代表取締役や取締役などの肩書を持って会社を経営し、利益を上げなければいけません。うまく経営できなければ、株式会社では株主に解任させられてしまうでしょう。

このように、オーナーと経営者は雲泥の差がありますが、では、何もしなくていいオーナーは楽ちんではないかという疑問が湧きます。実はそうではなくて、オーナーは経営者のように体を動かさない分、出資をするというリスクを負っています。資本家として溜めてきた資本を新しい事業に投げ出すというリスクです。リスクを具体的に言うと、無能な経営者を連れて来てしまっては会社を破産させられて、自分の資本をゼロにされてしまうリスクです。

両者には、このような関係があるため、オーナーは経営者に経営を委任して、経営者は稼いだ分け前をオーナーに配当などで返します。また、オーナーは会社を潰されてしまっては元も子もないので、ある程度モノを言って監視します。

結局のところ、どちらが偉いかどうかというと、どっちも偉いのですが、対応する役割が違うということですね。会社にいると社長は会社のトップなので偉いわけですが、オーナーという違った観点から見ると、社長も従業員の一員であることが分かります。

話は変わりますが、このような関係にあるものを整理しますと、全てがぴったり当てはまるわけではないですが、
オーナー と 経営者
オーナー と 代表取締役、取締役
オーナー と 社長、従業員
資本家 と 労働者
株主 と 社長、従業員
が対になる関係です。

いい例ではないかもしれませんが、その他に似ている関係としては、
作詞作曲家 と 歌手
球団オーナー と 監督、選手
などがありますね。曲自身の権利は作詞作曲家が持っていますので、基本的に曲自身のお金は作詞作曲家に入ります。
野球でも、監督や選手はオーナーから選任され、(野球をするという)業務を委任されています。

持つ者(所有者、オーナー)と持たない者の関係で社会を見てみるのもよいかと思います。

今回の話題で、よく出てくるキーワードとしては、「所有と経営の分離」があります。
また、「情報の非対称」、「プリンシパル・エージェント問題」なども付随して出てくるキーワードですが、この「所有と経営の分離」テーマは次回以降に話しましょう。

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2016年4月17日日曜日

"カルガモ親子投資法" --テンバガー(10倍株)を見つけるための銘柄選び方法のご紹介。ニューヨーク・ウォール街の敏腕ファンドマネージャのお知恵拝借

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2年前から投資戦略を変えました。
その中の一つのエポックメイキングは、中国株から米国株にシフトしたことです。
中国株から米国株にシフトするに至って、幾つかのデメリットがありました。

その一つは、中国株では二季報、四季報と定期的な情報があった中で、米国株ではなかなか纏まった定期的な決算資料がなかったことでした。
FairValueInvestmentで一番大事なのはやはり、会社の価値評価にあると思います。そうすると、財務諸表・計算書類がいかにコストを安く、精度高く、手に入れられるかが重要です。

今回は、米国株式投資で悩んだ挙句、開発(笑)した会社の調査方法をお教えします。

名付けて、「カルガモ親子投資法」。

米国の株式会社を投資するにあたって最初に困った点は、米国の会社の財務諸表が得られない点でした。
確かに、「米国会社四季報2015秋冬号 2015年 10/21 号」のような四季報はあるのですが、どうも内容が薄い。あと、内容の網羅度もかなりつらい状況(まあ、米国の上場企業が多過ぎなのが原因ですけどね)。
中国株をやっていた時は、「中国株二季報2016年春号」というのがあって、700社近くの企業のデータがそろっていたので、この本に乗っているすべての中国企業の財務諸表に目を通していました。年2回、半日ほど掛けて、この700社位の企業の数字を見ていくことになります。
このように、会社の財務情報をできるだけ網羅的に把握するのが私の投資の第一歩ですので、この資料を体に入れられるかは死活問題です。

ちょっと横道に逸れて、これらの資料を得た後にする、私の投資先の選別法を書いてみます。

資料の見るべき観点としては、「利益の成長性」として、過去3~5期ほど利益成長がしているか。感じとしては、だいたい20%増益以上の企業を見ていました。利益の種類はあまり深く考えません。営業利益でもいいですし、経常利益、最終利益でも良いと思います。
ただ、本業を表す営業利益とその他の利益に大きな乖離がある場合があるので、軽く目を通します。その場合は、本業以外に特益、特損が入っているので必要ならその内容を見ます。簡潔に言って、本業以外で益を出していたり、損を出している企業は、私の投資法に合致しない会社であることが多いので、目を通したら投資対象外にすることが多いです。

このように利益指標の成長性を見てくると、30%以上の増益を5期連続で達成している企業はなかなかありません。この時点で数十社に絞られていると思います。

次に、「売上の成長性」を見ます。これで市場が伸びているか分かります。こちらも20%くらいで増収している企業をピックアップします。

以上の観点で、各企業を見ていくのですが、30%の5期連続、さらに増収増益というエレガントな企業は10~30社ほどになっていると思います。

このエレガント企業群をかごの中において、見つめているのが私の投資法でしょうか。
この先は、いつ来るとも分からない暴落までじっとしています。その時までは我慢の段階ですが、暇であれば、上記以外の企業を調べてみたりするのが良いでしょう。決して慌てて売買をしてはいけません。ひたすら待ちです。
で、暴落が来たら、速やかに購入します。

と、ここまでが私の投資方法の購入の仕方になります。


では、話を戻って、このようなエレガントな企業を見つけ出す調べ方ですが、上述の通り、米国株は良い書籍がありませんので、とりあえず、米国のヤフー・ファイナンスを利用することにします。
https://finance.yahoo.com/
ただ、なんせ上場企業が多いので、最初にある程度絞る必要があります。

その絞り方の手法が、上述の「カルガモ親子投資法」です。

方法ですが、今回の目的が米国の成長企業を探し当てることですから、その調査をしている会社を見つけるのですが、その答えは投資信託会社。
世の中には、「米国成長株オープン」などの投資信託がゴロゴロありますので、まずはそのホームページを見つけて、訪問します。すると、だいたいの投資信託は運用報告が毎月や四半期ごとに出ていますので、それを借りてきます。

つまり、ウォール街の敏腕ファンドマネージャの手口から選択しようということです。

各ファンドはだいたい100~200くらいは組み入れ銘柄がありますので、その中から成長しそうなセクターを選んで(医療機器とか日用品とか)、ファンドマネージャが買い入れたばかりの企業をいくつか、だいたい50社くらいピックアップします。
この銘柄を先程のヤフー・ファイナンスで検索にかけて、PL、BS、CSを見ていきます。50社ほど見るのに半日ほどで済むので、楽しく会社を調べられます。今どきは、グーグル先生が翻訳もしてくれますので、企業情報のprofileを適当に翻訳させれば、意味不明ながら会社の雰囲気もつかめます(笑)。英語に強くなりたい方は、ついで英語も勉強できてしまいます。

選択した企業が、ほどよく成長していれば、ヤフー・ファイナンスのマイ・ポートフォリオに入れて、あとはじっと監視するだけ。

たくさんある上場企業の第一次ピックアップを敏腕ファンドマネージャに任せる、ということがこの投資法のミソです。

ちなみに、投資のパフォーマンスですが、まだ初めて2年ほどしか経ってないので、効果の程は分かりませんが、小型株で超成長しそうな企業を見つけたい時に重宝しています。nasdaq市場には伸び盛りの企業が結構あります。

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2016年4月16日土曜日

私のハブバンク、住信SBI銀行のご紹介 --銀行口座の役割・利用目的を明確にして、メリット、デメリットを考える

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私はこれまでの経緯もあって、銀行口座は次のものを持っています。役割を含めて、
①三菱東京UFJ銀行
 社会人になった時の決済銀行です。当時は東海銀行でしたが、ここ25年で、東海銀行→UFJ銀行→三菱東京UFJ銀行といろいろ合併してきましたね。
②ろうきん
 社会人になって2番目の決済銀行です。住宅ローンを借りるにあたって口座を作った銀行ですが、ATM引き落としてが無料だったり、いろいろサービスが充実していましたので、ある時からUFJ銀行からろうきんに移しました。
③住信SBI銀行
 今の決済銀行です。ハブバンクとしても使っています。
④みずほ銀行
 会社の交通費精算などの決済をする銀行です。
⑤楽天銀行
 ある時、ポイント還元などのこともあって口座を作りました。当時は、e-bankでした。

以上が、現在ある口座ですが、今は役割を決めて使っています。

【役割】
まず、中心にあるのは、③の住信SBI銀行です。基本この口座に資金を集めてきて、長期の預金に預け替えたり、外貨を売買したり、証券口座に資金移動をしたりしています。ちなみに証券口座はSBI証券なので、非常に相性がいいです。

①の三菱東京UFJ銀行は、給料の振込先と、家族口座を作って奥さんの給料の振込先となっています。

②のろうきんも、給料の振込先。あと、今、家計簿代わりに使っているVISAカードの決済口座になっています。VISAの決済も、③の住信SBI銀行にしたいのですが、VISAの取り扱い銀行になっていないのでしょうがなく、昔のままろうきんを使っています。

④のみずほ銀行は、会社の交通費等の精算が振り込まれてくるのみ。

⑤は現在利用していません。

では、次に資金移動の面から見てみましょう。

【資金の移動】
資金の移動面から見ると、③の住信SBI銀行は本当に優秀ですね。

現在では、この口座に全ての資金を集めてから、役割に応じた必要分を各口座に送金しています。そこで重要になってくるのが送金手数料。住信SBI銀行の場合は利用度に応じて、手数料無料回数が決まります。私は月7回まで送金手数料が無料なので、各銀行口座への振り込みは0円で行っています。

住信SBI銀行にはもう一つ決定的にお得なことがあります。それは、外貨購入のスプレッド、手数料が非常に安いこと。SBI証券が1ドルあたり0.25円の為替手数料がかかりますが、住信SBI銀行では1ドルあたり0.15円です(昔は0.09円で驚異的でした)。
で、SBI証券で米国株を取引したいときは、まずは住信SBI銀行で米ドルを仕入れます。そして、SBI証券に送金。この送金手数料は両方の口座を開いていますので無料です。こんな感じで銀行で米ドルを調達して、証券会社で株式を買うという感じです。
円高かなと思った時に住信SBI銀行で米ドルを買い入れ、普段はその銀行口座で預金をしておきます。普通預金の利率でわずかながら利子が増えていきます。その後、株安の時を狙って、SBI証券に移して、株を買います。

私は、2年前の投資戦略の大幅変更で、現在では高配当の米国株、成長性のある米国株にシフトしています。米ドルを比較的安く調達できる住信SBI銀行は非常にありがたいです。そして、数クリックで口座間で資金移動できるのが魅力です。

こんな感じで、あちこちの口座から資金を集めてきて、送金するという正しくハブバンクの銀行で、あまり欠点が見当たらない銀行です。

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2016年4月11日月曜日

経営者と経営コンサルタント、投資家と投資コンサルタント --似て非なる、全く非なる人種について


大きな会社においては、経営コンサルタントのお世話になっている所も多いかと思います。会社の業績が悪くなった時や競争に晒された時には、どうしても他人の力を借りたくなるのが人情です。
特に経営というジャンルにおいては、一定の法則が効くほど簡単な稼業ではなく考えが行き詰まった時に、経営のプロに助言を求めたくなるものです。

しかしながら、少し裏返した見方をしてみましょう。
経営コンサルタントという人間は、決して経営のプロフェッショナルではありません。なぜなら経営をしていないから。
経営ができなるなら、わざわざ経営コンサルタントになる必要もなく、自分で事業をすれば良いということになります。
この稼業の方々は、「経営コンサルタントで稼いだお金」>「自分の事業で稼ぐお金」、なので経営コンサルタントをしている訳です。事業が儲かるなら自分の事業を立ち上げているはず。
また、経営コンサルタントは決して華々しい仕事ではありません。なぜなら、労働の時間や成果品に対してレバレッジが効く業態ではないため、つまり労働集約型の業態であるためです。つまり、あなたの依頼に対して、決して必要以上の時間を割いてくれません。最小限の時間しか割いてくれません。労働集約型事業の宿命ですね。華々しい言葉は発しますが、経営コンサルタント側の事情を考えると、彼らの成果品に一定の限界が有ることを理解しましょう。

ただ、経営コンサルタントを雇うメリットもあります。それは、
  • 経営コンサルタントをしている人は勉強をしていることが多く、知識豊富
  • それなりに企業を見ているので、事業を成功させることはできないが、なんらかしゃべること(資料を作ってもらうこと)はできる(効果はないにせよ)
  • 雇った方に今後の経営に対する考えがある場合で、決断を迷っている場合に限って、経営コンサルタントはファシリテーターとしての役割が効果的になる
などがあります。

ただし、決して過信してはいけません。
  • あなたの事業については、あなたのほうが圧倒的に知識、経験が豊富です。
  • 経営コンサルタントは何も実行してくれません。しゃべって資料を提出するだけです。当たり前だけど。
  • 経営コンサルタントは事業失敗の責任を負いません。当たり前だけど。
以上を踏まえて、経営コンサルタントをうまく使って行ければいいかと思います。ファシリテーターとして、自分を励ましてくれる存在、背中を押してくれる存在と割りきって使うのが良いのではないでしょうか。

さてさて、話は変わりますが、金融業界にも似たような人間の存在があります。

証券会社の人、全員でしょうか(笑)。

この人達も、儲かるなら自分で投資をすれば良いわけで、いちいち株などを紹介する必要が無いわけです。つまり、投資するノウハウも経験もないため、しょうがなく顧客に投資先を勧めて、手数料を得る稼業をしているわけです。
ですので、証券会社が紹介する案件、投資先はなんの意味もありません。一番儲かる投資先があるなら人には言いませんよね。
強いて言うと、一番手数料が稼ぎやすい銘柄でしょうか(笑)。全くあなたのためにはなっていませんね。

この辺の世の中のカラクリをきちんと理解したうえで、投資の方法を決めていってください。

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2016年4月10日日曜日

「ガン」というリスクの対処方法 --病気へのリスクをどう取るか。ガン保険について

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先日、ある人から「ガンという病気はすでに二人に一人がかかる病気だからね」ということを言われ、なるほどと思いました。
これまで15年ほど投資を続けてきて、リスクの取り方をいろいろ考えてきた訳ですが、二人に一人、つまり50%もの人がかかる病気が身近にあって、これをリスクと捉えない訳にはいかないな、と思っています。

そこで、今回はリスクの本質とその対処法を見ながら、病気のリスクへの対処を考えたいと思います。

まず、リスク及びその対処法は、下記の図のように、①損害の大きさ、②発生可能性を考慮して、2次元に分類する方法があります。対処法の4つは、
  • 「リスクの低減(軽減)」
  • 「リスクの保有(受容)」
  • 「リスクの回避」
  • 「リスクの移転(転嫁)」
具体的な対処方法としては、リスク低減は、損害を減らしたり発生を少なくすることですから、病気に関しては、健康的な暮らしをする、ということになります。リスク保有は、まあ起きても損害が少ないので受容する、つまり放っておくことになりますね(笑)。リスクの回避は、そのポジションを避けるということなので、病気に関しては人間をやめる(笑)ということになるので、対応策は選択肢なしとなります。リスク移転は、リスクを違うものに変えてしまうことですから、よく採られる方法は保険に入る、ということになります。
ではこの図を元に、病気に対して対処法考えます。この図は、リスクへの対応(概念図)です(IPAのホームページヘ)。

ガンという病気ですが、損害の大きさは最終的には「死」も範囲に入ってきますので、かなり大でしょう。発生可能性も二人に一人ということでかなりの高確率です。

以上を踏まえますと、選択肢は右上のリスク回避となりますが、人間をやめるわけには行きませんので(笑)、この選択肢は無し。
で、しょうがなく、リスク低減やリスク移転となります。

前者のリスク低減は、健康的な生活をするということなので、
  • よく寝たり、
  • 食べ物に気をつけたり、
  • 運動を継続していく
などをしていくことになりますね。

後者のリスク移転は、保険。がん保険はこの頃かなり充実していて、コストもそれほどかからなくなってきているので、これを機に検討するのも良いでしょう。

私としては、これまで保険は最小限にして、その費用を投資に回すことにより、原資を確保することを戦略としてきました。5年ほど前に保険をリストラし最小限にしていて、その甲斐もあって保険の保証よりも遥かに大きな資産を得ています。
しかしながら、今回、ガンという病気の発生可能性の大きさを鑑みると、リスク移転の保険を検討してもよいかなと思っています。

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2016年4月3日日曜日

組入銘柄 2016年3月 --売買なし。株式投資は8割の期間が、こんな感じの何もすることがない期間です

3月末日の組み入れ銘柄です。

去年の暴落から1年近く、株価は行ったり来たりをしています。今月も売買はありません。
「価値ある会社を、価格とギャップが出ている時に購入する」、と言うのがこのブログ、FairValueInvestmentのテーマですが、実際の投資の現実はタイトルの通り8割の時期で行動を起こすことがありません。そういう意味で、儲け話に弱かったり、ホイホイ乗ってしまうタイプの人には難しい投資です。また、損をすると居ても立ってもいられなくなる人にとってもつらい投資でしょう。
このような人間の感覚と相反する状況を乗り越えなければいけないところが投資の醍醐味だと思います。ほとんど精神修養に近いものがありますね(笑)。
持ち株は、まだまだ中国株の割合が多い状況ですが、3年前の投資戦略の大幅変更に伴い米国株やその他の国の株式がじわじわと増えています。
中国株以外の上位は、
となっています。
今年は、まだ1回も売買がない状況ですが、NISA枠の利用として今後は、
などの、超保守的な会社を購入したいと思っています。あと、超優良企業の、
も気になる会社であります。

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2016年4月2日土曜日

Panera Bread Company (PNRA)6 銘柄紹介 --パネラブレッドの資金繰りを見てみましょう

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今回は、パネラブレッドの「資金繰り」を見ていきます。
良い事業で大きな利益をもたらしていても、日々の資金が足りなくなると支払いが滞り、「黒字倒産」となってしまいます。ほとんどの中小企業は、経営コンサルタントが指導するようなビジネスモデルがなんたらとか財務体質の強化なんてことより、月々の資金繰りで精一杯なところも多く、仕入業者への支払のために月々の入金は足りているのか等々で悩まれている社長さんは多いと思います。
そういう意味で資金繰りを担保する、余剰のキャッシュ(資本の余剰)やお金を融通する銀行家の役割は重要となってきます。

実際の経営コンサルの中には、このような会社運営での実地の経験をした人材は少なく、企業のコンサルをするときに経営陣と噛み合っていないことも多く見られます。その一つとして短期資金の運用、調達があげられるでしょう。

さてさて、では資金繰りの指標となる数字ですが、以下になります。
①棚卸資産回転期間は、販売するものを製造し、製品化した時に在庫として保管しますが、その在庫が売れるまでの期間になります。
②売上債権回転期間は、販売した時に売上債権となりますがそれが回収されるまでにかかる期間です。
一方、③仕入債務回転期間は、販売するものを作るために材料を仕入れますが、その仕入から支払いにかかるまでの期間です。

よって、①+②の、商品を作成し終わり、販売し、資金を回収するまでの期間の合計が、③の仕入れた業者にお金を払う期間より短ければ短いほど、お客様からのお金の回収が業者への支払より早いということになります。

だいたい、事業は、「仕入→製造→支払」という工程に対して、「製造完了→販売→代金回収」の工程のほうが後に来るため、資金がショートしやすい空白の期間ができます。
ある程度資本が大きくなり、余剰があればこれを乗りきれるのですが、乗りきれない場合は「黒字倒産」となります。また、通常の事業のサイクル自体をより余剰資金が必要ない状態に健全に持っていく必要が有るため、上記の①+②<③は大事なことになります。
パネラブレッドは、飲食業ということもあって、資金回収はその場で行われますので、①+②が短いのがいいですね。特に在庫の期間も短いです。
一方、仕入れたものへの支払はかなり長めにとっていますので、資金繰りは非常に良いと思われます。

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