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2016年6月26日日曜日

3M Company (MMM) 銘柄紹介2 --スリーエムのキャッシュフローを見ます。超イノベーション企業は「超株主重視」の企業だった!

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前回、スリーエムの財務状況について紹介しました。↓
3M Company (MMM) 銘柄紹介 --米国の偉大な多角化企業。革新的なアイデアを生み続ける秘密。株価と財務状況を見てみる

今回は、キャッシュフローの滝チャートから、株主還元等々を見ていきたいと思います。
2013期から3期分あります。


利益と減価償却費のキャッシュフローの消化の仕方ですが、大きく見て、赤色の株式の購入、設備投資、配当金支払となっています。特に株式の購入は大きいですが、これは自社株買いですね。キャッシュフローのかなりの部分を自社株買いに回しています。


2014期もほぼ同じ形ですね。


2015期も同じ状況ですが、緑色の借入金が増えている状況です。その他の投資キャッシュフローが前2期より増えているので、そのキャッシュを借入金で賄っている構造のようです。

スリーエムは、配当利回りは現時点で、2.59%とそれなりに高配当を維持しています。しかしながら、それ以上に自社株買いを実施し、EPSを上げている状況がキャッシュフローの滝チャートから分かりました。

スリーエムの自社株買いはニュースではよく取り上げられますが、その成果指標としてのEPSはなかなか表には出てこない情報なので、スリーエムの秘めた株主還元、株主重視の考え方にはなかなか気づかないかもしれません。

ただ、資金があって長期に預けたい場合はとても良い投資先なので、先日の暴落の時に購入しておくのはとてもよいかと思います。

この記事のまとめ:
キャッシュの使い方の大きな部分は自社株買い
配当利回りも2.59%と高配当
両者を合わせると、非常に株主重視の企業であることが分かる
少しずつでも積み立てていきたい企業

関連記事:

2016年6月24日金曜日

「武士の家計簿」読了 -- 幕末の加賀藩御算用者であった猪山家、現代にも通じる生き残り策を過去資料から掘り下げ

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当書籍は、幕末から明治維新、そして明治時代を生きた、加賀百万石・加賀藩の算盤係を務め上げた猪山家の歴史を記しています。猪山家の仕事ぶり、運命を記していくことによって、明治時代の幕開け、その当時の混乱、武士の経済的崩壊をつぶさに教えてくれます。

章立ては、
第一章 加賀百万石の算盤係
第二章 猪山家の経済状態
第三章 武士の子供時代
第四章 葬儀、結婚、そして幕末の動乱へ
第五章 文明開化の中の「士族」
第六章 猪山家の経済的選択
となっています。

ちなみにこの本は、堺雅人、仲間由紀恵主演の映画にもなっていたんですね。2010年公開のようです。
wikiはこちら→「武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新

この本のベースは、著者の磯田道史氏によるところが大きく、著者が神田の古本屋街に偶然に猪山家の古文書を見つけたことによります。著者は多大な時間をかけてこの古文書「金沢藩猪山家文書 入り払い帳・給禄証書・明治期書状他」を読み解き、明治維新時の武士の経済的状況、そして実務家であった猪山家の生活をつぶさに記述してくれています。

当書籍の中で非常に印象的だった記述は、江戸末期の武士の没落具合。私も当然に日本史では習ったわけですが、なぜ武士が「武士の商法」などという不得手なことをしなければならなかったか、その理由が分かりました。
江戸末期の士族の俸禄の制度はかなり疲弊しており、さらにその既得権も少しずつ取り崩されていました。しかしながら、士族同士の付き合いは引き続き濃厚で、そのための費用も大変な負担だったようです。
猪山家はその中でも、算術の才覚があったため、藩の財務的な役割を担うようになります。それをベースに明治維新後には海軍に採り立てられることになり、生き残ることができました。
ただ、それ以外の武家はほとんどが没落し、明治維新後は俸禄もなくなり、実力で身を立てる以外になくなったようです。

先日の私の記事、「労働者には不利なルールの資本主義、資本家への転身をオススメ --広瀬さんのマーケットハックと同じ結論を得た!」でも広瀬さんのブログ記事を紹介しましたが、この世の中は、革命的なニューエコノミーが起こるたびに、自分のせいではないのに、負け組になってしまう人々が多く生じてきています。

当書籍から得られる知見は数多くありますが、猪山家のように時代にあった専門性を得ることで、人生を豊かにすることができます。
人間として、既得権益にあぐらをかくような状況はできるだけ脱するように心がけたいですね。

この記事のまとめ:
  • 明治維新は、既得権を持つ武家にとっては地獄のような革命だった
  • 歴史的にも、ニューエコノミーと呼ばれる革命は頻繁に起こりうる
  • 負け組に入らないように、時代にあった専門性を身につけよう
  • 既得権は捨てよう
関連記事:

2016年6月19日日曜日

3M Company (MMM) 銘柄紹介 --米国の偉大な多角化企業。革新的なアイデアを生み続ける秘密。株価と財務状況を見てみる

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今回は、将来購入したい会社である3M Companyの財務状況を見てみます。
当企業は文房具で有名ですが、その他にも電気機器、医療など幅広く事業展開しており、多角化してています。

ちなみに3M Companyの名前の由来ですが、もともとの会社名のMinnesota Mining & Manufacturing Co.から来ています。

この会社は、常にイノベーションを生み出していることで有名ですが、それを支えているのが独特な企業文化にあります↓。
3M、1世紀にわたり強さ維持の秘密 「革新」を経営指標にする独特な社内制度

15パーセント・ルールはけっこう有名ですよね。職員の時間の15%を本業以外に使って良いというルールです。こんなところから事業革新が起きているのですね。

次に業績です。
EPSは、リーマンショックで一度落ち込みましたが、そのあとは成長を続けています。


EPSの成長を踏まえて、株価も順調に上がっています。当企業は世界的に展開している企業で、業態的にも好不調の波が少ないですから、安心して資金を預けることができると思います。



では、財務を見ていきましょう。
3期の売上と利益ですが、非常に安定していますね。


ROEは上昇していますね。要因は、自己資本が減少しているからです。


費用面を見てみましょう。高いレベルで非常に安定していますね。また、イノベーションの会社でもあるだけあって、R&D費率も高いです。


在庫の比率は微妙に改善。


効率性も改善を示していますし、安定していますね。


債務の利息はもう見る必要もないくらいですね。40,50倍でカバーされています。


次に短期資金。2015期は悪化していますが、問題ない状況です。少し短期の負債を増やしています。


長期の負債は少しずつ増えているようです。


配当性向は上がっています。2015期は利益を少し下げたからですね。


以上、財務状況を見てきましたが、とてつもなく安定していますね。で、きちんと利益成長させています。
もう絶対買いの会社ですが、少しでも株価を下げることがあれば継続的に購入していくのが良いでしょう。

この記事のまとめ:
世界的多角化企業の3M Company (MMM) 。
利益成長は安定的。
財務状況も非常に固い会社。
研究開発費は5%と継続的に投入。
株価が下げた時に継続的に購入したい銘柄である。

関連記事:

労働者には不利なルールの資本主義、資本家への転身をオススメ --広瀬さんのマーケットハックと同じ結論を得た!

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6月12日の広瀬さんのブログ、Market Hackで「大量の「負け組」を生み出すニュー・エコノミー そこでの身の処し方」というタイトルの記事が掲載されました。

私の思うところとほぼ一致しまして、広瀬さんも同じような考えであることに嬉しさを感じました。

広瀬さんのマーケットハックの記事を要約すると、
  • 歴史的に、経済活動において、数々の変異、つまりニューエコノミーが誕生し、
  • そのたびに、多くの負け組が生まれてきた。
  • 一つ目は、1771年、アークライトが紡績工場を作ったこと。二つ目は、1829年、リバプール・マンチェスター間で鉄道が開通したこと。三つ目は、1875年、ベッセマー法が確立されたこと。四つ目は、1908年に発売された、フォードの「モデルT」。五つ目は、1971年、インテルがマイクロプロセッサーを発表したこと。
  • これらのイベントのたびに、自分の意志に関係なく、自分のせいではないのに、負け組になってしまう人々が多く生じてきた。
と記述しています。

このような状況を踏まえ、広瀬さんは、現在の経済状況が労働者の仕事がコンピュータに取って代わられ、ニューエコノミーが進んでいる状況であると考えています。

また、私も、先日読んだ書籍↓のように、
「資本主義の終焉と歴史の危機」読了 --資本主義の本質を利子率の変化から見た良書。いまの日本はある意味トップランナーだった!
これまでのような資本主義は限界は近づいているのではないか、と考えています。さらに、当書籍のように中間層の没落が始まる可能性が高いとも感じています。

広瀬さんは、このような状況を踏まえて一言書いています(しかも最後に)、
「いまなら、それは雇われる側ではなく、投資家の側に回ることだと僕は思います。 」
広瀬さんは、今からでも資本家側の方に回ることを推奨しているのですね。

非常に共感できました。

私が推奨するFair Value Investmentの考え方は、長い目で見て投資をとらえて、より有利な状況に身を置きましょう、というものです。

現代は、資本主義も発達し、さらに日本は資本移動が自由な状況ですので、この有利な状況を活用しない手はありません。強いて言うと、この状況をうまく利用しなくては、没落する中間層の一人に入ってしまう可能性があります。
投資は息の長い活動ですので、短絡的ではなく、時間を使って自分の立場を有利にしていきましょう。制度には適応する、うまく利用するのが重要ですね。

私のfacebookページ、Fair Value Investmentの説明でも書いていますが、「20代からの資産形成」を推奨しています。なぜなら、投資は時間が見方だからです。

過去記事になりますが、資本主義と労働者の関係を書いています。
金の卵を産むガチョウを探しましょう! --資本主義での資本は大きいほど生み出される効果がデカいです!
オーナーと経営者の違い --結局どっちが偉いの!資本家と労働者、オーナーと社長、作曲家と歌手、球団オーナーと選手などなど

お時間があればご一読いただければ、幸いです。

この記事のまとめ:

  • 広瀬さんのマーケットハックにて、ニューエコノミーの歴史が紹介されている
  • 歴史上、ニューエコノミーのたびに、自分のせいではないのに、負け組になってしまう人々が多く生じてきた
  • そうならないためにも、少しでも資本家の側に回ろう


関連記事:

2016年6月15日水曜日

名古屋グランパスを経営して看る11 --シーズン中の補強をフェルミ推定してみる。新潟レオシルバの補強!!

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緊急事態なので、急遽この記事を書きました。ヽ(^o^)丿

つい最近のことですが、名古屋グランパスも選手補強の報道が出ています。現在グランパスはなかなか勝点を得られない状況で、先日の鳥栖戦後には久米一正代表取締役社長が補強も進めていると言った、という噂も流れています。

以上のような背景を踏まえまして、経営者目線でこの補強が合理的か、そしてどのような意思決定をしたかを予想してみたいと思います。
ちなみに、私は経営者ではないのであしからず。(*´∀`*)

で、経営者だったとしたらどんな思考回路をするかですが、恐らく「最悪の事態は避ける」行動に出ると仮定・想定します。
現在の最悪の事態は2部降格。
そりゃそうですよね。2部降格圏に片足が入りそうなときに、「若手の育成」や「観客動員の心配」なんかどうでもいいわけです(0ではありませんが、優先順位があるっている話ですね)。
で、こんな状況では、選択肢はひとつ。一択で、「補強」です。

名古屋グランパスは、まだこの選択肢を採ることが出来るだけマシでしょう。

ちなみに懐具合ですが、少し前の「名古屋グランパスを経営して看る8 --2014年度の各チームの財務状況。グランパスはあまり良くないです・・・・、連続赤字と債務超過すれすれ」で書きましたが、現在、2014年期の名古屋グランパスの収入は、約40億円です。
内訳は、
・広告収入 24.6億
・入場料収入 7.4億
・Jリーグ交付金 2.2億
・アカデミー関連収入 2.6億
・その他収入 5.5億
です。

補強の費用はまだ何かとなりそうです。

次に、以下の様な「制約」があると考えられます。

それは、3期連続赤字の回避。Jリーグは、3期連続赤字となると、クラブライセンスを剥奪されてしまいますので、超大事な条件です。
上記の資料の2014シーズンは、赤字。2015シーズンも赤字だと思われますので、今期2016シーズンは大量人件費削減で挑んだわけです。

ということで、今期は是が非でも赤字はダメですので、限られた費用の中で補強をしなければいけません。

ただ、「名古屋グランパスを経営して看る9 --Jリーグクラブの経費の質を見ていきましょう。人件費はグランパスが1位。ちょっと選手年俸高過ぎのような・・・・」で書きましたが、2014シーズンの人件費は、23.5億、この時の赤字が7800万円でした。
ざっくりで申し訳ないですが、この時(2014シーズン)から比べて、2016シーズンにおいては人件費を20%カットしたとすると、23.5億×20%=4.7億円。そして、赤字分を差し引いて、4.7億-7800万=3.9億
今期はこれくらい余裕があると仮定します。3.9億円を補強で使えるということですね。

また、もう一つの仮定ですが、最悪な事態を迎えた場合、つまり2部降格になった場合、どれくらい機会損失があるかも推定します。

先ほど書いた内訳ですが、2014シーズンで、収入は、
①広告収入 24.6億
②入場料収入 7.4億
③Jリーグ交付金 2.2億
④アカデミー関連収入 2.6億
⑤その他収入 5.5億
です。

2部に降格した場合、これらがどれくらい減収になるでしょうか?

推定のために、①広告収入 30%減、②入場料収入 50%減、③Jリーグ交付金 50%減、④⑤は分からないのでそのままと仮定します。
すると、2部降格の減額分、つまりリスク要因の推定額は、
24.6億×0.3+7.4億×0.5+2.2億×0.5=12.18億と推定できます。

簡潔に申し上げますと、経営陣の考え方として、2部に降格するくらいなら12.18億円分、人的資源に投資をして1部を維持をしましょう!、という意思決定になります。
まあ、2部降格ですと、ブランドやこれまでの歴史等々をぶち壊してしまい、もっと悪影響が大きいですから、採れる手は全部打つというのが経営者の気持ちでしょうね。

制約条件として、前述の3期赤字回避の上限の3.9億がありますので、最終的にはこの予算の範囲内でいい選手を取ろうと言うわけです。

実際、シーズン途中ではいい選手は売りだされていない中で、実績がある新潟のレオシルバ選手を獲得できるのは幸せであると思います。

また、このような選択肢を採ることができるのは、ひとえに、①広告収入24.6億をもたらしているスポンサーさん、名古屋グランパスの営業さん、そして②入場料収入7.4億をもたらしているサポータのおかげであると思います。

この記事のまとめ:

経営者は、最悪の事態である2部降格を避けるために、採れる手をすべて打つだろう。
コストは、2部降格による機会損失の金額までは突っ込むはずだ。
ただ、3期連続赤字を避ける必要もあり、選択肢は少し狭まる。
「選手補強」というオプションが選択肢としてあるだけまだマシ。
これは収益をもたらしているスポンサーや営業さん、サポータのおかげである。

関連記事:

2016年6月13日月曜日

コメダ珈琲店がついに東証一部上場! --名古屋発祥の喫茶店チェーン。IPO抽選が6月13日より開始。

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コメダホールディングス(3543)のIPOが下記のスケジュールで実施されます。今日から抽選の申し込みですね。

IPOスケジュール
抽選申込 6月13日(月)~6月17日(金)
当選発表 6月20日(月)
購入申込 6月21日(火)~6月24日(金)
上場日  6月29日(水)

今回のIPO自体は株数も多いので、それほど魅力的ではないようです。

コメダ珈琲店の売上高、営業利益の推移をグラフにしてみました。まだ、上場されていないのでいい資料がなかなか見つからないのですが、日本フランチャイズチェーン協会の資料を利用しました。
売上は右肩上がりでしっかりと成長しているのが分かります。

業態ですが、厳しいコーヒーチェーンの中にあって、特殊な付加価値があるコーヒーチェーンです。ホームページにある会社概要をピックアップしてみます。
-----------
会社概要、メッセージ
“くつろぐ、いちばんいいところ”を皆さまに
コメダは1968年の創業以来、「珈琲を大切にする心から」を信条に喫茶文化の根強い名古屋中心に“くつろぎの場”を提供してまいりました。
木とレンガ、本物にこだわったやさしくぬくもりある空間、世界各国から厳選された豆を国内で焙煎し独自の製法でお届けするコメダブレンド、手作り感を大切にしたお値打ちな各種メニュー、そしてお一人おひとりのお客様に対して最適な距離感を保つ“おもてなし”のサービス、いずれもがコメダの“くつろぎ”にとって欠かせないポイントです。
効率と生産性だけを追い求めてきた世の中が、ようやくそこで生きる人間の心の豊かさを見直すようになってきた時代です。我々の使命は、皆さまにとって日々の楽しい団欒の場として、あるいは元気・英気を養うための場として、“くつろぐ、いちばんいいところ”をご提供させて頂くことです。家の外ではありますが、限りなくご自宅のリビング・ルーム“居間”の延長線上でご利用頂ければと考えております。是非、おひとり様でも、ご友人、知人、そしてご家族とご一緒でも大切な時間をゆったりとコメダでお過ごしください。
今後とも皆さまのご愛顧に応えるべく、各店地元密着(不揃いな)個性を発揮しながら日々精進してまいりますので、ご贔屓の程宜しくお願い申し上げます。
代表取締役社長
臼井興胤
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幾つかのキーワードに強いこだわりを感じさせます。名古屋の喫茶店の良さが出ている感じですね。名古屋出身でそれなりに利用する私としての感想ですが、この喫茶店は、
  • 静かで落ち着ける
  • 客単価は高い→家族で行くとなんやかんやで2,3千円かかってしまいます
このような付加価値系の店舗が爆発的な成長を遂げるとは思えませんが、全国で少しずつは受け入れられていくと思っています。

このように業態としては、珈琲店の中でもニッチなところを攻めていて、客単価も高いことから企業価値としては高いと思いますが、上場後の株価については疑問なところもあります。

この会社は、MBKパートナーズグループのグループ会社MBKⅢLimitedから出資を受けており、このファンドの目的は純投資であるため、いつかはコメダ珈琲店の株式を売却するはずです。
発行済み株式数のうち、94.55%をMBKⅢLimitedが保有しています。今回は、その中の6割に当たる2670万株を売却することになります。
残りの持ち分もいつかは売却されることになりますので、IPOに参加される方はご注意ください。

最後に、私の持ち株でもある米国のコメダ珈琲店?こと、「パネラブレッド」の記事も下に載せておきますね。\(^o^)/

この記事のまとめ:

コメダ珈琲店が上場する
業績はまあまあ
いつかは保有する投資会社の株が売りだされ、株価の下押し要因となる

関連記事:

2016年6月11日土曜日

株式・証券の売却時期 --株の売りのタイミング、一番悩む「売り」という行為、ただ投資においてもっと重要な事は!

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本日は、投資において”意外と”みんなが重要視する「売る」という行為、そしてそれに付随する「損切り」という概念について考えてみましょう。

皆さんの投資戦略は千差万別でいろいろあると思いますが、そのなかで売るという行為は当然に、手段として存在していると思います。

しかしながら、売る理由や目的を明確に言える人は、どれほどいるでしょうか?

先に話しますが、当ブログのテーマであるFairValueInvestmentにおいては、「株価、価格が下がったから」という理由で売ることは基本的に、いや絶対的にありません。価格が下がった時、もっと言うと価格が下がって「不安で不安で精神的にビビってしまった理由」で売るほどつまらないことはありません。不安で売るということは、ほぼ人間の直感に駆られて売っているということで、その他大勢の人と同じ行動をしているということです。そのようなやり方では決して資産を増やすという面で成功はできません。

では、客観的に見て価格が下がっている時とは、どういう時・状態なのでしょうか?
価格が下がるということは過半数の人々が売る方向にベットしている状況です。つまり、人気投票でみんなが悲観的にある状況です。皆が悲観的な状況にあるときに、自分も同じ状況でいるということは、同調しているという精神的安定は得られるかもしれませんが、それ以上のものは何も得られません。
そもそも、このような皆が同じ方向を向いている状況は意味のあることでしょうか?みんながその瞬間瞬間で流されている状況に、どんな意味があるでしょうか?

株式市場の価格、株価は、簡単に言うと瞬間瞬間の値動きはほとんど意味のないものです。チャートを重視する人たちがたくさんいますが、「テクニカル投資法について --人間のパターン認識と心理で間違いを起こす3つの理由」でも書いたように、バックミラーで車を運転する意味が私には理解できません。

売るという行為は非常に重要な行為ですが、投資においてはもっともっと優先度が高く重要なことがあります。それは、物事の価値会社の価値をきちんと理解することです。

以上を踏まえて、私が考える「売る」という条件は、企業価値が低下した時です。具体的には収益性が低下し、EPSの成長が限定的になってきた時に売ります。

では、市場において、株価、価格が下がっている状況はどう捉えればいいのでしょうか?

当ブログの、FairValueInvestmentの考え方では、「バーゲンセール」と考えることを推奨します。

価値があるものが安く売られることはよくあることです。この世の中の当然の現象を冷静に捉え、チャンスに変えていくことが重要でしょう。モノもそうですが、株式会社も同様です。いいモノは長く持つ、いい会社も長く持つことが重要です。
また、資本主義社会においては、成長することが前提となる制度となっています。基本的に企業は成長していくものですので、良い企業を見極めて、長く持つことが重要でしょう。

この記事のまとめ:

お金を儲けという観点では、売るという行為は重要
しかし、いいモノを長く持つ・使うという概念がもっと重要
その立場に立つと、いいモノを見極める力の養成、そして、それを継続して我慢強く持つ戦略が重要となる

関連記事:




2016年6月9日木曜日

「仕事の報酬とは何か」読了 --主体的に仕事に取り組みたい方への良書。ただ、抽象的内容に終始


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当書籍は、仕事の延長線上にある成果、そしてその報酬について新たな観点で捉えたものです。自分の仕事を改めて見直すことで、新しい価値観をもって日々の仕事に向かい合うことができるのではないでしょうか。。

当書籍では、仕事の報酬を、①能力、②仕事、③成長であると定義し、それぞれの内容を解説しています。
これまでサラリーマンをやってきた方は、基本的に言われたこと、命令されたことを忠実・迅速に実行することが求められますので、受け身の考え方が多かったかと思います。仕事の報酬をお金と直感的に捉えてきた方は、当書籍をご一読するのが良いかもしれません。

一方、仕事を主体的に取り組もうとする方、つまり経営をされている方や、サラリーマンでも仕事を自分なりの考え方で主体的に取り組んでおられる方は、この書籍の内容はすでに納得できる内容ですし、ある意味アタリマエのことしか書かれていないと感じられるかもしれません。

そういう意味で、当書籍は仕事の捉え方や読み手のこれまでの人生によって、いろいろ評価が分かれる内容でして、私自身はそれほどお薦めはしません。

と言うのも、話の展開が論理性を書いており、気持ち的には非常に納得できるのですが、ところどころでなぜそうなるの、と思うことが多かったからです。
また、内容が抽象的で、具体性を欠くものが多く、実践的ではありません。

なんのために私たちは働いているかという大きく重要な命題に対して、これまでの事例や説明がない中で完結するのは、やはりページ数や文字数が限られる文庫本では難しいようです。

ただ、スピリチャルな後押しがほしい方には、当書籍の抽象的内容は、逆に、前向きでいい効果を生み出すかもしれません。文庫で安い書籍なので、手にとって見ても悪くはないかもしれませんね。あと、極めて文字数が少ないので、2時間ほどで読めてしまうので、忙しい方にも良いかもしれません。

関連記事:

2016年6月4日土曜日

「資本主義の終焉と歴史の危機」読了 --資本主義の本質を利子率の変化から見た良書。いまの日本はある意味トップランナーだった!

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この本は、私自身、資本主義の問題点がこのところ噴出しているなと感じていたことについて、共感できる論理を与えてもらった本です。ここ数年で一番納得ができる経済書です。

章立ては、
第1章 資本主義の延命策でかえって苦しむアメリカ
第2章 新興国の近代化がもたらすパラドックス
第3章 日本の未来をつくる脱成長モデル
第4章 西欧の終焉
第5章 資本主義はいかにして終わるのか
となっています。

この本の論旨ですが、
  • 資本主義は、基本的に「中心」と「周辺」で成り立っている
  • 資本主義は、中心が周辺を搾取するシステムで成長してきた
  • これにより中央は、タダ同然のコストで成長してきた歴史を持つ
というものです。この構造は16世紀から続いており、その構造が現在壊れつつあり、資本主義が終焉し始めているという話です。
つまり、資本主義は経済成長(と競争)を前提としてきたシステムであり、これが崩壊しつつあるという論理です。

崩壊の指標となるのが「利子率」。昔は時間の価値は神の領域でしたが、資本主義が始まってから人間が支配するようになります。この利子率が、現在は、17世紀初頭のジェノバ以降、最低の利子率、金利を示しているというのです。

当書籍の歴史検証によると、16世紀から始まった資本主義は、一時期長い16世紀を経て、中心が周辺へと拡大するようになります。すると中心と周辺は時間が経つに連れて、自然と先進国と途上国へと分かれていくようになるのですね。

次に、中心の地域は領土的な拡大限界を迎え、海洋へと飛び出すようになります。
それまで、ヨーロッパの領土内で閉じていた中心と周辺の概念が、この時期から海を越えた拡大を見せるようになり、英国や米国が海洋国家として勃興してきます。海洋を制した国家はこの後、一時代を作るようになります。
このことは大きなトピックで、海洋に進出することにより当時としてはほぼ無限大の資源や労働力をほぼタダ同然に手にすることができ、国を発展させました。

内陸国家から海洋国家への主役の交代ですね。最終的には植民地化により莫大な富を手にするようになり、資本主義は急加速していきます。

同時にこの頃から、「地政学」も意識されるようになり、現在では内陸国家、海洋国家の分類があり、それぞれ国の戦略が違います。

話は飛びますが、日本は米国や英国と同じように海洋国家であり、海洋国家の中でも大洋に面して政治的にも経済的にも重要な位置づけとなっています。
一方、日本の隣国の中では、ロシアや中国は内陸国家であり、一時代前の成長しかできない国家であるため、海洋への展開を国家戦略としています。現代のグローバル化された国々の戦略は、内陸から外へ侵略を試みる国々と海洋を亘ったグローバル利権を維持する国々との対立と見ることもできます。

話を戻します。しかし、その反映も19世紀から20世紀になると停滞するようになり、途上国も徐々に成長を謳歌するようになり、先進国の伸びしろはどんどん少なくなり、成長は鈍化していきました。

そして、現代では、あらたなフロンティアとして、上述のような地理的な成長展開ではなく、電子・金融空間への展開を発明します。マネーやグローバル金融、資本の自由移動をベースとして、よりバーチャルな成長空間を生み出しました。

当書籍では、このことを「空間革命」と呼んでいます。現在では、ほとんどすべての自由主義陣営の国家が資本移動を自由化していて、このような空間革命に参戦しています。

このような歴史考証から、当書籍は資本主義の成長を前提とした荒々しい仕組みを解説していきますが、当書籍の最終結論として、成長やフロンティアが少なくなった現在、資本主義は今後数十年単位で大きく変質する、終焉することを予想しています。
合わせて、資本家が労働者をより搾取し、成長を図っていく未来も予想しています。実際、ピケティさんの結論もそうでしたね。

そして、低成長でも安定した新しい未来を提案しています。特に、日本はすでに低成長な時代に入っているので、新しい体制のトップランナーとして時代を有利に進めるのでは、と著者は考えているようです。

纏めになりますが、当書籍は、資本主義の歴史を、観点を絞って論理的に説明しています。
特に、利子率や成長について着目し、資本主義の本質を明らかにしている点は一読する価値があります。
資本主義の歴史について勉強したい方やその国家の成り立ちを知りたい方は是非、手にとって見てください。

最後に、私なりの感想ですが、本当に資本主義が終焉するかは疑問です。これまでも資本主義は、あらゆる危機を迎え、その都度、競争をベースに違う価値観を見つけてきました。
例えば、「「経済古典は役に立つ」 再読 --歴史的経済思想家9人が織りなす資本主義の本質、投資は経験ではなく歴史から学ぼう!!」の記事でも書きましたが、その昔、マルサスは「人口論」で、人口は幾何級数的に増加する一方、耕作地は算術級数的にしか増加しないことから、将来の食料不足を予言しました。しかし、そうはならなかった。

私は資本主義は強い仕組みだと思っています。これからも競争をベースに新たな価値観で進んでいくでしょう。
そういう意味では、当ブログのテーマであるFairValue、公正価値の広義の価値も、捉え方が変化していろいろ移ろいで行くのでしょうね。私の経済思想は、当書籍の主張とは反対の、ミルトン・フリードマンやハイエク派の方ですが、今後や未来のことはどうなるか分かりませんね。

この記事のまとめ:
  • 資本主義は、中心が周辺を搾取する方法で成長してきた
  • 現代の資本主義は、地理的、金融空間的な成長の伸びしろがなくなった
  • その分、資本家が労働者から搾取する方法も強化されるだろう
  • 今後は、緩い新しい政治・経済体制に移行していくことが予想される
  • 日本は、すでにそのまっただ中に突入している
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2016年6月3日金曜日

組入銘柄 2016年5月 --すこし中国株式を売却しています。理由は、中国株リスクと住宅ローンリスクの低減です

5月末日の組入銘柄です。
大きくボリュームを減らしているものがあります。
香港証券取引所とマレーシア株式全部。
売却しました。

理由は、
  • 中国金融市場の不透明感が一段と増してきていること
  • であれば、その資金を借入金返済(住宅ローン)に回そう
というところです。

不透明感が増している、つまりリスクがより高まっている状況なので、その資金を安全資産に移していく作業になります。安全資産というと現金預金などがありますが、我が家は住宅ローンという借入金のリスク要因も抱えているので、そちらの返済に振り向けていこうと思っています。
家計簿のすすめ13 2015年の我が家の貸借対照表の推移 --2016年は投資において一番いい環境となるでしょう!株式市場は暴落します(笑)」でも、我が家のバランスシートにおける借入金の返済具合をお伝えしていますが、今回は株式の売却で300万円ほどを返済に回し、住宅ローンを完済したいと思います。

あと、3、4ヶ月かけて資金を移していく予定です。
やっとこれで住宅ローン卒業ですね。ヽ(^o^)丿
さて、中国の株式市場はバブルの様相を呈していまして、崩壊するのも時間の問題と言われています。
書評「「大暴落 1929」 読了 --暗黒の木曜日の歴史的書籍。淡々と記述される阿鼻叫喚の当時の様子」でも書きましたが、歴史上バブルは頻繁に起こっていますが予測は不可能です。

「頭と尻尾はくれてやれ」という投資の格言がありますが、未来の予測は不可能という前提の中で生まれた処世術のようなものでしょうね。今回も中国という国がどうなるか分かりませんが、危ない時にはその状態をできるだけ避けるのが吉となるでしょう。

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