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2016年11月11日金曜日

池上さん(ハフポスト編集者さん)のブログの文章構造 --米国大統領選、トランプ勝利予想の解説ブログが秀逸過ぎる!

※画像は下記ブログの池上さんの写真を使わせていただいています。
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マスメディアやブログ等々の各種メディアで、大統領選の話題が持ちきりですね。

では、私もトランプさん関連記事を、と行きたいところですが、今回は全く違う角度の話題です。タイトル的にも大統領選の話題のようにみえるかもしれませんが、今回は、「文章の構造」の話。

下記のブログを読んでみてください。池上彰さんが今回の大統領選挙の分析した上で、その内容をハフポストの編集者さんが分かり易くかいつまんで編集してくれた記事です。

今回の米国大統領選のトランプが勝利しそうな要因について解説しています。
解説の中身、つまりなぜトランプが勝つだろうかについて非常にわかりやすく解説されています。書かれたのが11月6日ですので、大統領選の前ですね。その後の大統領選はこの分析のような結果になりました。

「米大統領選は「嫌われ者どうしの戦い」 池上彰氏、トランプ旋風の背景とヒラリーの弱点を語る」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/05/ikegami-akira-usa-presidencial-election_n_12812230.html?ncid=engmodushpmg00000003

さてさて、これを踏まえて、本題に参ります。
この文章、非常に読みやすいと思いません?

私は、大統領選の話題を調べる目的でこの文章を読んでいたのですが、あまりに読みやすく要旨が明快だったので、むしろそちらに興味が湧きました。

そこで、文章の構造を見てみたのですが、大きな文章構造として、3つの部分に分かれて書かれています。そこを区切っているは写真。
1枚目にトランプさん、2枚目にヒラリーさん、3枚目にペイパルの創業者ピーター・ティールさん。

普通は文章は接続詞で次への接続構造を決めていますが、このブログにおいては写真で論理が変わったことをイメージで示しています。

もちろん文章としての接続詞も、第2章のヒラリーさんの章立てのところで、「一方、~ありません」と逆説で、否定の入り方をしてうまく繋いでいます。

トランプさんの章は、肯定的な3つの構造が続きますが、ヒラリーさんのところで一転して否定的に捉えることで、きれいにヒラリーさんの不利な状況を醸し出しています。

そして、大きな構造としては、第3章で纏めに入っています。

全体を俯瞰しますと、
第1章、トランプさんの強み
 理由を2つ述べています。接続詞的な語句は、「一つは」と「もう一つは」。
 さらに、3つ目の重要な理由は、見出しをつけてまで大段落を強調しています。

一方、ヒラリーさんの章は、先程お伝えしたように、「一方」という接続詞で、肯定的なトランプさんの対極として否定的にとらえて、さらに大段落の第2章は、否定的な意見を常に強調しています。
その接続詞は、「さらに」、「また」、「実際」。長々と第2章は続きますが、常にヒラリーさんの否定的な面を強化しています。

最後の大段落の第3章は、「トランプは意外に現実主義の穏健派?」という章立てで、ほぼまとめ。

以上の、大きな3章を踏まえて、
「トランプの主張も決して突飛なものではないのです。
こうしてみると、怪物のように思えたトランプも、生まれるべくして生まれてきたようにも思えます。」
という結論に至ります。

今回は、文章の中身の是非を抜いて、文章構造に注目しました。

私は、米国民主党の親中感が嫌い(ビル・クリントン政権時のジャパンパッシング)なのと、ヒラリー・クリントンさんのダーティーさ、嘘つき具合が嫌いなので、内容としてはこのブログは同意なのですが、さらに、文章構造が素晴らしく、うまく著者の意志が伝えられているので、今回はブログ記事にしてみました。

最後に、文章の「書き方」(小学校の頃、書き方の授業がありましたね)については、下記の書籍が秀逸で分かりやすいです。
日々のメールや社内文章、論文にも適用できますので、よろしければ読んでみてくださいませ。
この記事のまとめ:
  • トランプ勝利(有利)を予想していた池上彰さん、およびその要約を買いてくれたハフポスト編集者の記事が秀逸。伝わりやすい。
  • 文章構造をうまく、接続詞とイメージ画像でコントロールしている。
  • 文章をうまく伝えるためには、内容もさることながら、構造を適切に設計する必要がある。
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