前回は、「節約のすすめ1 --「源泉徴収法」20代の頃に悟った、なにはともあれ一番効率のいい投資法です」で、無理をしないで節約をして、投資資金を貯める方法をご紹介しました。
その方法は、極めて単純で、給料を得る前に源泉徴収のように引っこ抜いてしまおうという方法でした。給料の一部を忘れてしまうわけですね。(*^_^*)
今回はそのもう一つのメリットをご紹介します。
それは、「ゆでガエル節約法」
直球で言うと、「源泉徴収法」で設定した金額を絶妙に増やして、生活レベルを下げていきましょう!と言う方法です。ゆでガエルは、熱湯に落とすと飛び上がりますが、少しずつ温めると茹で上がるまで気づかない性質があり、そんな感覚を利用する方法です。
源泉徴収法で、5000円、1万円と設定して、給料から天引きで引っこ抜いたら、6ヶ月毎、もしくは1年毎にその節約の辛さを見直してみましょう。そこで、結構余裕があるなら、微妙に天引きを増額していきます。
人間不思議なもので、月に1,2,3万円くらい少なくなっても意外となにも感じないし、生きていけるもんなんですね。その鈍感な人間の感覚を悪用し、自分を騙して貯蓄していきます。
まるで、国が微妙に増税をしたり、電力会社が微妙に電気料金を上げていくのと似てますよね。
こんな感じで、3年ほどやっていくと意外や意外、5万円くらいは給料を引っこ抜けたりします。人間は環境に適応する動物ですので、ちょっとした我慢で頑張れるものです。
投資もそうですが、結局投資で成功する秘訣は、「儲けよう」「損はしたくない」という自分の感情もしくは人間の本能を制御して、逆のことをしていくことにあります。そのためには、自分を騙せるメソッドを開発して、無理なく苦なくお金を貯めていくのがいいですね。
関連記事:
- 家計簿のすすめ1 お家の資産を計算してみよう 準備編 --家計の貸借対照表(BS)に馴染む;家計の「ストック」
- 家計簿のすすめ2 お家の資産を計算してみよう 実践編 その1(資産) --家計の貸借対照表(BS)を作ってみると分かる5つの戦略・戦術
- 家計簿のすすめ3 お家の資産を計算してみよう 実践編 その2(負債) --家計の貸借対照表(BS)を作ってみると分かる5つの戦略・戦術
- 家計簿のすすめ4 お家の資産を計算してみよう 実践編 その3(純資産) --家計の貸借対照表(BS)を作ってみると分かる5つの戦略・戦術
- 家計簿のすすめ5 お家の資産を計算してみよう 分析編 --我が家の貸借対照表(BS)はどう推移した?見える化すると分かる家計の事実
- 家計簿のすすめ6 資産配分編 --アセットアロケーションの見える化の効果
- 家計簿のすすめ7 お家のお金の流れを把握しよう 準備編--キャッシュフローに馴染む;目的の確定、そもそも貴方は何がしたいのですか?
- 家計簿のすすめ8 お家のお金の流れを把握しよう 実践編 --我が家の家計簿はVISAカード明細
- 家計簿のすすめ9 2014年の資産推移と分散 --リスクの推移と投資戦略の変更
- 私が利用している「証券会社」一覧 --証券会社選択で悩まれている方への選び方のポイント
- 家のローンを返さず、株式投資を進める方法? --ROA>負債利子率、さぁ財務レバレッジ
- NISAの具体的な活用法 --活用が難しい税制をうまく使い切る3つの戦術
- 節約のすすめ1 --「源泉徴収法」20代の頃に悟った、なにはともあれ一番効率のいい投資法です
- 節約のすすめ2 --「源泉徴収法」のもう一つのメリット「ゆでガエル節約法」
- 「となりの億万長者―成功を生む7つの法則」読了 --米国の億万長者の思考回路を膨大なアンケートから紐解いた良書