Wal-Mart Stores Inc. (WMT)の2014年第4四半期の配当が出ました。予想配当利回りは2.40%。PERは約15.97倍となっています。安定的に成長していますので、今回は財務状況をチェックしてみましょう。
まずは、収益と利益。規模が大きいので安定的な収益を得ています。利益の質としては、小売業ということもあり、利幅が薄いですね。粗利で25%、営業利益で5~6%は少なく感じますが、規模の経済性を要求される業界ですので、一度大きくなり安定すると利益のボリュームを取りやすくなります。
費用は当然に原価率が高くなります。費用もほとんど変化なしです。
在庫は高知では重要な要素です。これも9%台で、横ばいです。
このグラフからは読み取るのが難しいですが、売掛と買掛のサイト差が大きいので資金回収面はかなり優秀だと思われます。
借入金による利息もほとんど変わりがありませんね。
現預金は割合が少ないのですね。小売業はこんなものなんでしょうか?
長期負債は大きく減っていますね。いい傾向です。
配当は前年度からかなり配当性向を挙げています。純利が伸びてきているので良い傾向です。
負債が減った分、財務レバレッジが大きく改善されています。良い傾向です。
株価自体はそれほど割高でも割安でもない水準ですので、購入は見送ったほうが良いですが、大きく下げるシーンがあれば買って良いと思います。
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