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ただ、まえがきにも書かれている通り、当書は投資の指南書ではありません。バブルの種をなぞる形式で羅列しているので、体系的ではない点にご注意ください。
しかしながら、現在の日本、東京のバブルについてはかなり網羅的になっていると思います。
■章立て
章立ては、
第1章 街角を歩いてみた
第2章 2020年東京五輪とその先
第3章 熱狂なき市場のゆがみ
第4章 繰り返さえる山々
第5章 新たな宴と大いなる巻き戻し
第6章 日本のバブルのゆくえ
となっています。各々テーマが設定されています。
第1章は、細かいバブルの種、六本木交差点、寛厚ブーム、賃金の話などが出てきます。
事例が多いため、バブルの種があちこちで発生しているのがよく分かります。
第2章のテーマは、東京五輪の開発。東京五輪に向けて、都内各地で開発が続けられていますが、その規模感を知らせてくれます。
第3章は、不動産。
第4章は、繰り返される山々というタイトルのように、バブルの歴史。そして、その歴史と現在の状況を比べています。
第5章は、ビットコインなど、ここのところのバブルの様相を解説しています。
第6章は、まさしく現在の日本のバブル、そしてその成り行きを見守っています。
■日本のバブルはどうなるのか?
さて、ではこれからの日本はどうなるのか?
当書は、バブルの内容について、多くの事例を上げています。そして、これまでの歴史も踏まえているため、日本の異常な状況が具体的にわかるようになっています。
私自身、日本の国債はバブルの状況であると思っています。この日本のバブルは人々の熱狂で生じているのではなく、官製バブルという非常に面白いものです。あまり喜んでられないですが。
中央銀行が直接、国債を引き受けているわけではないのですが、中央銀行がその国の国債を過度に保有している状況はかなり異常事態です。
国のバランスシートと日銀のバランスシートを合わせると大した問題ではないという方もいますが、ファイナンスのベースになっているのが国民などの貯蓄ですので、バブルが弾けた時に最後にしわ寄せが行くのは、そこであると思われます。
バブルが弾ける時、つまり日本国債が暴落するときは、当然に国債金利が上昇しますので、債券安。では、株式にお金が回るかというと、日本の信用が落ちますので、株安。当然にお金は日本以外の資産に逃れようとするので、通貨は日本円が売られれて米ドルなどが買われ、円安。このトリプル安が進むでしょう。
未来の事は分からないので、ではどうしておけば良いかという点については分かりませんが、私の場合は海外の資産を購入しています。主に米国の会社の株式投資となっています。
まあ、これまでの投資戦略的に、ある程度の中国株も保有していますが、今後も海外の資産を中心にしていくでしょう。
ただ、このバブルの話し以上に言いたいことは、もちろんバブルの被害を受けないように資産を防衛することが大事ですが、長期に投資をする方は、成長する企業、成長する国に投資をするべきと言うことです。
そのためには、株式投資をする方は、成長する企業というのはどんな企業なのかを突き詰めて考える必要があるでしょう。
この記事のまとめ:
- 現在の日本のバブルの兆候を示した良書
- 体系的な整理はないが、現在のバブルの兆候を網羅的に説明
- 日本国債はバブルの様相
- 今後弾けたときの対応も考えておいたほうが良さそう
- ピーター・リンチのカクテルパーティ理論と暴落後の出来事 --お店で目撃したカクテルパーティ理論とその後の株価調整に対する人の噂・反応について
- 上がる株ほどよく上がる、という株式投資のカラクリ --やってみるとよく分かる3つの法則
- 投資法の変遷 --失敗から学ぶ投資方法、短期・中期・長期?、テクニカル・ファンダメンタルズ?
- テクニカル投資法について --人間のパターン認識と心理で間違いを起こす3つの理由
- NISAの具体的な活用法 --活用が難しい税制をうまく使い切る3つの戦術
- 「株で富を築くバフェットの法則最新版 不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法」 読了 --Warrenの苦悩と凄さがリアルに分かる本
- 情報の非対称性を利用する方法 --福島瑞穂的フリーライド(タダ飯喰い)を見つけて、逆の投資法を考えてみる
- 米国市場の歴史から見る物価上昇と株価の関係 --インフレに強い資産を持つには
- 「勝ち抜け! サバイバル投資術」 読了 --ピンチを乗り切り資産10倍を目指す方法
- TPPとその価値、反対派の感情を考える --開国をするとメリットが享受できるのだが、なぜ人はそれを拒否するのか?
- ロシア売り、暴落の事例検証 --戦争等の不確実性が上がることによる資金の引き上げ
- アルゼンチンのデフォルトの検証 --国的にダメな時もあるが、投資すべきか?
- 白元倒産の経緯 --倒産に至るまでの3つのポイント、無理な事業はどこから歯車が狂うのだろう?
- 石油や金、つまり商品への投資について --投資すべき対象となりうるか?金利を産まないコモディティ投資について
- 「大暴落 1929」 読了 --暗黒の木曜日の歴史的書籍。淡々と記述される阿鼻叫喚の当時の様子
- 「国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来」再読 --400年に渡る国債の歴史から読み取る日本の現状
- 書籍のご紹介 --投資、経済、ビジネスの本 -経済学基礎から偉大な投資家まで
- 暴落に備える1 日本国債ベアファンドについて --国債暴落に備えた商品だが、組み込みづらい2つの欠点
- 暴落に備える2 恐怖指数について --オプションの特徴を踏まえた指数だが、長期の保険には適さないものです
- 情報の非対称性を利用する方法 --福島瑞穂的フリーライド(タダ飯喰い)を見つけて、逆の投資法を考えてみる
- 米国市場の歴史から見る物価上昇と株価の関係 --インフレに強い資産を持つには
- 米国市場の平均PER --米国株はいま買いどきか?
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- 「国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来」再読 --400年に渡る国債の歴史から読み取る日本の現状
- 「大暴落 1929」 読了 --暗黒の木曜日の歴史的書籍。淡々と記述される阿鼻叫喚の当時の様子
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