各々のシーンで、心理学の内容とそれを研究した学者の名前も書いてあり、また、イラストが豊富で読みやすいものとなっています。
ランキングで、今こんな順位にいます☆(*・.・)ノ
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■章立ては?
章立ては、各心理学の項目別になっていて、METHODという単位になっています。全20METHODが揃っており、各々のビジネスシーンに対応しています。
- ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
- ロー・ボール・テクニック
- フット・イン・ザ・ドア・テクニック
- スモールステップ法
- ミラーリング効果
- イーブン・ア・ペニー・テクニック
- ハロー効果
- ツァイガルニク効果
- カリギュラ効果
- ウィンザー効果
- 自己開示
- 片面提示/両面提示
- ランチョン・テクニック
- 単純接触効果
- 同調行動/半同調行動
- ピーク・エンドの法則
- チョイス・メソッド
- エビングハウスの忘却曲線
- ベンジャミン・フランクリン効果
- しぐさでわかる深層心理
■本書の良いところ
やはり読みやすさがこの本の特色です。
図鑑と銘打っているだけあって、かなりのところをイラストが占めておりイメージが頭に入りやすい構造になっているのと、各段の構成がすべて同じ構成になっているため、分かりやすいです。
イマイチなところは、冗長なところ。各シーンが似たような内容のものが多くて、それさっき読んだやつ、と思ってしまう重複シーンが多々ありました。
また、各シーンの解説でもこじつけのような部分も多々見られ、結論ありきの論理展開だな、と思うところもあります。
■最後に
以上を踏まえますと、この本のビジネスシーンでの利用度としてはかなり低いところがあります。やはり、当書は、心理学がこんなところに関係するんだと、軽い気持ちで読み進めるのが良いかと思います。
そういう意味では、ほぼ半日くらいで読み終えられるので、気楽でしょう。
「株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!」
amzn.to/2G1VtGw
ビジネス社さんより出していただきました。
この記事のまとめ:
- ビジネスシーンにおける心理学の応用を記述した書籍
- イラスト豊富で読みやすい
- しかしながら、内容がやや薄くこじつけあるため、気楽に読もう
- 書籍のご紹介 --投資、経済、ビジネスの本 -経済学基礎から偉大な投資家まで
- ラベル 書籍 の投稿
- ピーター・リンチのカクテルパーティ理論と暴落後の出来事 --お店で目撃したカクテルパーティ理論とその後の株価調整に対する人の噂・反応について
- 上がる株ほどよく上がる、という株式投資のカラクリ --やってみるとよく分かる3つの法則
- 投資法の変遷 --失敗から学ぶ投資方法、短期・中期・長期?、テクニカル・ファンダメンタルズ?
- テクニカル投資法について --人間のパターン認識と心理で間違いを起こす3つの理由
- NISAの具体的な活用法 --活用が難しい税制をうまく使い切る3つの戦術
- 「株で富を築くバフェットの法則最新版 不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法」 読了 --Warrenの苦悩と凄さがリアルに分かる本
- 情報の非対称性を利用する方法 --福島瑞穂的フリーライド(タダ飯喰い)を見つけて、逆の投資法を考えてみる
- 米国市場の歴史から見る物価上昇と株価の関係 --インフレに強い資産を持つには
- 「勝ち抜け! サバイバル投資術」 読了 --ピンチを乗り切り資産10倍を目指す方法
- TPPとその価値、反対派の感情を考える --開国をするとメリットが享受できるのだが、なぜ人はそれを拒否するのか?
- ロシア売り、暴落の事例検証 --戦争等の不確実性が上がることによる資金の引き上げ
- アルゼンチンのデフォルトの検証 --国的にダメな時もあるが、投資すべきか?
- 白元倒産の経緯 --倒産に至るまでの3つのポイント、無理な事業はどこから歯車が狂うのだろう?
- 石油や金、つまり商品への投資について --投資すべき対象となりうるか?金利を産まないコモディティ投資について
- 「大暴落 1929」 読了 --暗黒の木曜日の歴史的書籍。淡々と記述される阿鼻叫喚の当時の様子
- 「国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来」再読 --400年に渡る国債の歴史から読み取る日本の現状
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